江ノ電日和

knockeye2017-11-26

 日曜日も昨日に続いて鎌倉。なにせ天気がよいので。
 ここのところずっと同じことを書いている気がするが、でも、天気が良くて。
 昨日と違って今日は江ノ電で行く。

 江ノ電は、晴れた日の午前中に藤沢から乗って、稲村ヶ崎か長谷くらいまでで降りて、あとは海沿いをぷらぷら鎌倉まで歩くのがよい。この逆に、「鎌倉観光の記念に」とか思って、鎌倉から長谷あたりまで乗ると、有り体を言えば、ただの田舎の満員電車にすぎないので、「何だこれ?」ってなっちゃう。
 去年は新田義貞の武勇を偲びつつ、サーファーの女の子を横目で見つつ歩いたのだったが、そういう時にカメラを構えたりすると、たちまち「え?何あの人?」みたいな非難の視線があちこちから飛んでくる世知辛いこの頃なので、今日はまあ鎌倉まで乗った。
 ちなみに去年の写真はこんな感じ。
七里ヶ浜
 そんな悪いことをしている気もしないが、この頃は、スナップの天才、梅佳代なんかも、今撮ったら絶対いい写真になるって思っても、一瞬、躊躇するようになったとか。横尾忠則の「ワールドツアー」って展覧会で、彼がまだ二十代の欧州旅行に撮った写真をスライドで見たが、東洋の観光客が向けるカメラに、誰もがニコニコした笑顔で応じている。海外旅行も、カメラも、今よりずっと希少だったってことがあるかもしれない。が、それよりも、人と人の距離感が今よりずっと適切だった気がする。ただ、別の見方をすれば、昔だってカメラを向けられれば不愉快だったのだが、横尾忠則って人が魅力的だったってだけなのかもしれない。
 江ノ電の車内の感じを伝えるのは、それも踏まえて、なかなか難しい。かてて加えて、明暗さも激しいので。

 これは、鎌倉駅を発つ江ノ電。撮ったあと逆光を補正している。でないと、江ノ電か空かどちらかがつぶれる。

 大巧寺、本覚寺を通って妙本寺へ。

妙本寺のこのカエデが色づくにはもう少しかかりそう。多分、日照の条件の違いで、色づきにばらつきが出るんだと思う。
 トンビも鎌倉名物のひとつ。

長谷寺なんかだと、ぼんやり弁当を使っていたりすると、トンビにおかずをさらわれるそうだ。現に、あそこではすごく低空飛行している。
 続いて、安国論寺へ。ここは晩秋の趣であった。



 JR海老名駅小田急海老名駅を結ぶデッキの横に、ビナガーデンズテラスってのができて、そこに豆腐料理店「梅の花」が支店を開いた。豆腐料理好きなのでうれしい。