「ムーンライズ・キングダム」

ムーンライズ・キングダム

 昨日の早起きでいきおいづいて、けさは8:45から「ムーンライズ・キングダム」。
 まず、最初にことわっておくと、この映画はオススメ。なので、このあとに書くようなことは読まなくていいので、あすにでも観にいけばいいと思う。おやすみなさい。
 わたしはこの消えた入り江の物語についての映画評を、ニューズウィークとBE-PALで読んでいた。ニューズウィークとBE-PAL、それだけでちょっと‘ハハッ’て。
 ニューズウィークには、ウェス・アンダーソン監督のインタビューも載ってる。

 自分が初めて恋をしたときの気持ちを再現したかった。12歳の僕はまさにサムとスージーみたいな恋を夢見ていた。12歳の子の願望をテーマに、1本撮れるんじゃないかと思ったんだ。

 エドワード・ノートンブルース・ウィルスが‘That’s the girl!’と声を合わせるシーンがなんか面白かった。
 ニューズウィークもBE-PALも‘ボーイスカウト’と書いているので、多分そうなんだろうけど、12歳という設定だと、カブスカウトであってもおかしくないくらい。ボーイスカウトなら最年少だな。
 道行きの途中に、サムがスージーにボーイスカウトの知識を教えてあげるシーンがあった。
「木の枝を髪に挿しておくと暑さがしのげる」サム、
「毛皮の帽子を脱ぐっていうてもあると思うけど」スージー。
 少年は世界のルールを手に入れようといつもあがいている、結局。
 ピアッシングのシーンも出てくる。12歳の恋に対して、ブルース・ウィルスフランシス・マクドーマンドの大人の恋を、対比的に描いたりはしない。むしろ、対等に描かれている。ついでに、子供たちの勇気も、エドワード・ノートンの勇気も。
 この映画の大人たちが、この子たちをどう見ているかが、無言のうちに伝わってくる。それがこの映画の世界を深くしている。
「『人の気持ち』とか『思いやり』とかって、結局、経験値なんだよね」
これは誰の言葉でしょう?。答えは、ホリエモンです。