江ノ電日和

knockeye2016-12-10

 木曜日の余韻もあり、天気も良いので、今日も鎌倉に出掛けることにした。
 わたしの考えでは、江ノ電ってのは、晴れた日の、午前中に、藤沢から乗って、七里ヶ浜極楽寺で降りるのがよい。

 そこからぶらぶら浜伝いに歩いて長谷寺か大仏まで歩くのはちょうどいいお散歩くらい。

 夏は混雑するだろうが、冬はサーファーくらいだし、ビーチコーミングしつつ、銀化ガラスなどみつかると嬉しいだろう。

 湘南では、自転車やバイクに、サーフボードを取り付けるこんな装置をよく見かける。

 今日は、海辺の駐車場に、蚤の市が立っていて、PS250とか、ミツオカ自動車とか、モペッドで来ている人もいた。湘南のふんいきは何かしら独特で、まあ、屈折したお金持ちって感じ。貧乏人と思われるのはイヤだけど、六本木の金持ちともいっしょにされたくないみたいな。
 木曜日の瑞泉寺にまだ青い葉もあったくらいなのに、長谷寺はもう葉が縮れていた。長谷寺は観光地化されすぎているとはよく言われることだけれど、わたしに言わせれば、中途半端。もっとデザイン意識をもったプロデュースしないと、リピーターがつかないと思う。外部のプロデューサーに頼んでみるのも手だと思う。
 特にあてもなかったので、光則寺、寿福寺海蔵寺って、春に花海棠を訪ねる道を歩いてみた。



知らなかったけど、寿福寺には、源実朝北条政子の墓がひっそりあった。

 古都として、京都と鎌倉の違いは、勿論、いろいろあるだろうけれど、鎌倉の石、



上から、海蔵寺化粧坂の切り通し、十六の井だけど、鎌倉の石はやわらかいんじゃないかと思う。雪舟が描いた天地が逆さになったような岩山も鎌倉には、現にあったわけだった。