「めまい」

knockeye2016-12-20

 「ヒッチコック/トリュフォー」てふドキュメンタリー映画を観た。『定本 映画術 ヒッチコックトリュフォー

定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー

定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー

って本があって、映画監督のバイブルだったりするらしいんだけど、この本を出すとき、フランソワ・トリュフォーアルフレッド・ヒッチコックにインタビューした50時間のテープと、若干の写真が残っていて、これを映画にしようと思いついた人がいた。それで、リチャード・リンクレーター、ウエス・アンダーソン、マーティン・スコセッシ黒沢清デヴィッド・フィンチャーなどのインタヴュー映像と、本では写真になってるところを実際の映画のカットを入れて映画にしていた。
 個人的にはヒッチコックに思い入れがある世代でもないし、個人史的にも、何の引っ掛かりもないけれど、ともかく、「めまい」と「サイコ」は、やっぱ面白そうと思ってた矢先に、TOHOシネマズがやってる「午前10時の映画祭」つうので、今週から2週間、「めまい」を上映するっつので、観に行った。
 1958年の公開当時、批評家から酷評されたそうなんだけど、「なんで?」って思っちゃう。批評家の言うことなんか鵜呑みにしてたらロクなことにならない、良い証明なんだろう。
 キム・ノヴァクがセクシーだし、一人二役のあり方がスリリング。今では古典なんでしょう。
 お値段も抑えめなので出かけてみられてはと思います。