日本人がホワイトハウスに陳情嘆願

Stop the landfill of Henoko / Oura Bay until a referendum can be held in Okinawa
 はてなブックマークで知ったけれど、辺野古の埋め立てを中止してくれって言う署名嘆願が、ホワイトハウスの嘆願サイトで始められている。もうすぐ10万人を超えるのではないかと思うが、恥ずかしくてしょうがない。
 私たちはアメリカ人じゃないわけである。私たちは日本の主権者で、私たちの代表は、ワシントンDCではなく、東京にいて政務全般を執り行っているはずなのである。
 何が悲しくて、日本人がホワイトハウスに陳情嘆願しなきゃならないのか?。私たちはボートピープルなのか?。
 辺野古の埋め立てに関しては、私たちはとっくに民意を示した。2009年の、政権交代選挙の時に、鳩山由紀夫は「最低でも県外」と明言していたのであって、その選挙で308議席を獲得するという地すべり的大勝利を収めたのだから、あとは、基地移転、あるいは、廃止に向けて、オバマと膝を交えてトップ会談をすれば良いだけだった。
 と言うよりも、選挙公約に責任を持っている政治家ならば、そうしなければならなかったはずだし、あの圧倒的な民意の後押しがある状況ならば、それができたはずだった。
 ところが、実際に鳩山由紀夫がやったことをひとことで言えば「ビビって逃げた」のである。
 選挙という民主主義の根幹に関わる行動で、主権者が民意を示しているのに、肝心の政治家がビビって逃げてて、民主主義が成立するか?。
 鳩山由紀夫民主党があのとき民主主義を殺したのである。あのとき、民主党の政治家だった人間が、この問題について何か発言する神経が理解できない。
 じゃあ、かりに今、立憲民主党が政権をとったとして、沖縄の基地をどうするのか?。また「最低でも県外」か?。もちろん、もう誰も日本の政治を信じていない。その証拠が、この、ホワイトハウスの署名嘆願なんだろう。
 それにしても、安倍政権のバカバカしさは、沖縄の米軍基地を恒久化することにしかならない、このような施策を選択しておいて、片方で強引に改憲しようとしているのだが、その改憲は、何のためにしようとしているのか?。米軍基地が沖縄にあるままで、自主憲法とか、何言ってんのかさっぱりわからない。