2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

失われた十年に逆戻り

ガソリン税を再値上げしないと、零細の土建屋さんが困るのだそうだ。 道がなくて、地域住民が困るのかと思ったら、そういう話は政治家からもマスコミからも聞こえてこない。むしろ、やらなくてもよい工事が減って、助かっているのが実情のようだ。 「自民党…

モディリアーニとヴラマンク

国立新美術館は、自前のコレクションを一切持たず、企画展示だけをする美術館である。つまり、画家たちには鐚一文払わず、建築業者に日銭を、役人には生涯の天下り先を。設立の主な目的はそこだろう。 交通の便はいい。乃木坂駅の改札から直接入れるようにな…

横尾忠則の対談集

今、生きる秘訣―横尾忠則対話集 (知恵の森文庫)作者: 横尾忠則出版社/メーカー: 光文社発売日: 1998/04/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 18回この商品を含むブログ (11件) を見るこないだ買ってきた横尾忠則の対談集を読んだ。いくぶんかは読み飛ばした…

世田谷美術館

ヒューマン・ファクター―グレアム・グリーン・セレクション (ハヤカワepi文庫)作者: グレアムグリーン,Graham Greene,加賀山卓朗出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/10/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (42件) を見る昨日…

カトリックの作家

カトリックの作家といって思い出すのは、『ブライヅヘッドふたたび』のイーヴリン・ウォーだ。 しかし、吉田健一が訳していなければ、あの本は手にしなかったろう。今度のグレアム・グリーンも、丸谷才一の翻訳だから読んだのである。海外の小説を訳者で選ぶ…

ブライトン・ロック

ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)作者: グレアムグリーン,Graham Greene,丸谷才一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/06/23メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (11件) を見る表題のブライトン・…

「接吻」

週刊文春4月17日号で小林信彦が、小池栄子の「接吻」を取り上げている。 映画のことを書くならこう書けよ、といえる文章で、読み応えがあります。あの映画を見た人は、もれなく読んでもらいたい。ぜひ。 ところで、あのラストシーン、小池栄子は、京子の…

蝶々は誰からの手紙

蝶々は誰からの手紙作者: 丸谷才一出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2008/03/21メディア: 単行本 クリック: 22回この商品を含むブログ (7件) を見る かくばかり世は衰へてひとりだに謀反人なき国を危ぶむ 丸谷才一の本が出るとつい買ってしまう。書評…

ガイドナンバー

ストロボにはGN(ガイドナンバー)というものがあって、それによって光の届く範囲は決まっている。 ISO100のときの撮影距離=GN÷絞り値(f値)で、さらに、ISOとGNの関係は、 撮影時のGN=元のGN×√ISO/100 である。 つまり、金本の…

鎌倉写真散歩

鎌倉の桜ももう散り盛り。若宮大路の桜のトンネルも葉桜になるだろう。 鶴岡八幡宮のお堀は、花びらで埋まっていた。 久しぶりの鎌倉写真散歩はお天気に恵まれて、昼下がりの頃には少し暑いほどだった。 牡丹園では、粘って桜吹雪を狙っていたのだけれど、一…

土着信仰に似た

小さな島につきものの土着信仰は、あまりにも古過ぎて、とっくに宗教としての寿命を終えていたが、これを利用すれば、「この土人どもをうまくあやつれる」と、小ざかしいやつらが思いついた。そして、その土着信仰に似たようなものをでっち上げた。そういう…

2パーセントの生還率

いいともを見ていると、佐田真由美が「今年花粉症が治った」そうで、100人アンケートで「花粉症が治った人」は100人中2人だった。2パーセントの生還率は、高いのか、低いのか。 花粉症は、なっても誰も同情してくれないし、ただただみっともない。で…