2009-07-18から1日間の記事一覧

「扉をたたく人」

展覧会を観終わってちょうど上映時間があったので、恵比寿ガーデンシネマで「扉をたたく人」。 ブッシュ時代に始まったアラブ人たちに対する虐待について、アメリカ人がどう感じているのかということを少し知りたくて。 この映画の原題は「the Visit…

ジョルジュ・ビゴー展 碧眼の浮世絵師が斬る明治

上の展覧会と同時開催されている。 ビゴーの絵をまとめて見ていて、私はなんとなくドーミエのことを思い出した。 来日する以前のビゴーはようやく頭角を現し始めていた若き挿絵画家だった。しかし、彼の画業を振り返ってみると、やはり、明治の日本を世界に…

コレクション展「旅」第2部「異郷へ 写真家たちのセンチメンタル・ジャーニー」

旅に出るときは必ずカメラを持っていく。旅と写真の結びつきは古い。 この写真展は、70〜80年代に発表された写真家たちの旅の作品をあつめている。 国鉄の「ディスカバー ジャパン」というキャンペーンが行なわれたのは、1970年だそうだ。コンセプト…

鴻池朋子展インタートラベラー神話と遊ぶ人

会場入口のソファに、少年の下半身がすわっている。紺の半ズボン、赤い運動靴。 半ズボンから出た少年の脚は、この作家が好んで使うモチーフのひとつだ。 地球の内部へと降りていく、胎内めぐりのような構成になっていた。鑑賞者を飽きさせないサービス精神…

鴻池朋子、センチメンタルジャーニー、ビゴー、「扉をたたく人」