2011-08-07から1日間の記事一覧

歌川芳艶

国芳展の後を受けて、太田記念美術館では、国芳の弟子、芳艶の展覧会。 戯画の独創性では遠く及ばないものの、武者絵の迫力はなかなかどうしての迫力。 <八島壇浦海底之図>や<両賊深山妖術競之図>など、師匠を凌駕しようとした工夫の跡が見られる。 それ…

映画「Peace」

先週、おなじくイメージフォーラムで見た「エッセンシャル・キリング」が、アタリかハズレかといわれれば、まぁハズレだったのだが、そのとき、同時上映のこの映画の予告編を見て、「お」と思った。これはアタリだった。 想田和弘という、この監督の「選挙」…

草間彌生

ワタリウム美術館で、草間彌生展が開かれている。 ダリもビュフェもそうだけれど、草間彌生も一目見て彼女だとわかるのがすごい。 展示作品はそんなに多くはないが、60年代の彼女のパフォーマンスの記録や、当時、彼女を特集したテレビ番組などがノーカッ…

フランスの詩と版画 町田市立国債版画美術館

絵と詩が同じ画面ににあるのは、けっこう古くからのことだが、今でも惹きつける魅力があるし、絵本の人気の定着を考えると、詩画集というメディアはこれからもっと受けいられていいかもしれない。 特に版画は詩と相性がいいらしい。たとえば、萩原朔太郎の詩…

フランスの詩と版画、草間彌生、歌川芳艶、「Peace」

この週末にでかけた美術展と映画