2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

鋤田正義展

渋谷で映画を観たついでに、恵比寿の東京都写真美術館で鋤田正義展‘SOUND&VISION’がこの週末までなので。 デヴィッド・ボウイ、マーク・ボラン、サディスティック・ミカ・バンド、シーナ&ロケッツ、YMO、忌野清志郎、観にいくこちらの気持は…

「これは映画ではない」

シアターイメージフォーラムで「これは映画ではない」。 イラン映画では、ことしはなんといってもアスガー・ファルハディ監督の「別離」がすばらしかったのだけれど、アッバス・キアロスタミ監督の「ライク・サムワン・イン・ラブ」が、えーっ・・・という、…

『ハドリアヌス帝の回想』

ハドリアヌス帝の回想作者: マルグリット・ユルスナール,多田智満子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2008/12/16メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (30件) を見る マルグリット・ユルスナールの『ハドリアヌス帝の回想』を読み終…

中国の「反日暴動」がアメリカでほとんど報道されない理由

習近平=パネッタ会談の意味と尖閣問題 | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイトはてなブックマーク - 習近平=パネッタ会談の意味と尖閣問題 | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト …

「法廷で見たiPhone誕生の舞台裏」という記事

ニューズウィーク日本版の今週号に「法廷で見たiPhone誕生の舞台裏」という記事。 iPhone design: Documents from the Samsung trial reveal more than ever about Apple’s secretive design process. - Slate Magazineはてなブックマーク - iPhone design: …

ジェームズ・アンソール、ポール・デルヴォー

新宿の損保ジャパン東郷青児記念美術館で、ジェームズ・アンソール、府中市立美術館でポール・デルヴォーというベルギーを代表する画家の展覧会が開かれていて、どちらにも出掛けたのだけれど、ジェームズ・アンソールの絵には、今回はあまり惹かれるものが…

小沢昭一的こころ

小沢昭一が入院して「小沢昭一的こころ」の収録を休む。83歳だそうだ。 おんなじ感想を持つ人がいるかどうかわからないけれど、もう‘休む’んじゃなくて辞めたら?と思うんだけど、どんなもんだろう。 たぶん、森光子の「放浪記」あたりから、芸能界に押し…

『ここは退屈迎えに来て』、『Baby’s in Black』

ここは退屈迎えに来て作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 100回この商品を含むブログ (68件) を見るベイビーズ・イン・ブラック THE STORY OF ASTRID KIRCHHERR & STUART SUTCLIFFE作者: アルネ…

「スリープレス・ナイト」、「ライク・サムワン・イン・ラブ」

映画2本。 ひとつめはアッバス・キアロスタミ監督の「ライク・サムワン・イン・ラブ」。 これはまぁ‘どうしてこうなっちゃったの?’と成立事情を尋ねたくなる出来映え。 それでも前半はまだ、良くもないけど悪くもない、くらいなんだけれど、途中から収集つ…

ジャン・シメオン・シャルダン

三菱1号館でジャン・シメオン・シャルダンの展覧会が開催されている。 図録にいろんな人のシャルダンについての言及が網羅されていて、これが面白かった。中にドニ・ディドロが紹介しているシャルダン自身の言葉を、すこし抜粋すると ・・・・・それが私た…

いつか見た悪夢

中国、韓国の「過剰な愛国心の叫び」が招くもの|田中秀征 政権ウォッチ|ダイヤモンド・オンラインはてなブックマーク - 中国、韓国の「過剰な愛国心の叫び」が招くもの|田中秀征 政権ウォッチ|ダイヤモンド・オンライン 吹き荒れる抗議デモの現場に身を…

原発は安全でエアコンが危険?

スマホでエアコン操作 パナソニック断念の不可思議 :日本経済新聞はてなブックマーク - スマホでエアコン操作 パナソニック断念の不可思議 :日本経済新聞 上のニュース見てびっくりした。 中国の反日デモでパナソニックの工場が襲われているらしいけれど、…

「鍵泥棒のメソッド」

「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督最新作。 「夢売るふたり」を観た直後だっただけに、自分の目が‘からく’なっているんじゃないかと心配したけれど、全くの杞憂だった。お見それしましたという感じ。いま日本の映画が面白いわ。「アベ…

その遊びの本気さに

いきなり訂正でなんともしまらないんだけど、ポール・オースターの翻訳は芝山幹郎ではなかった。柴田元幸。‘芝’しかあってないじゃないか!と突っ込みたいところだけど、‘芝’もあってない。 こういうの、わたくしほんとによくあって、ディヴィッド・ホックニ…

「夢売るふたり」をめぐって

ほぼ日刊イトイ新聞に、「夢売るふたり」をめぐって、糸井重里と西川美和監督の対談が、好評連載中みたい。 ほぼ日刊イトイ新聞 - ややこしいからすばらしい。はてなブックマーク - ほぼ日刊イトイ新聞 - ややこしいからすばらしい。 前作の「ディア・ドクタ…

天皇、国家元首

米朝師匠の落語の、何だったか思い出せないのだけれど、‘古い’ってことを表現するいいまわしに「弘法大師のあたまに髷がのってる」というのがある。 これの何が面白いかというと、落語のなかでこれを言う江戸時代の人にとっては、「弘法大師の頃」だけでも古…

「夢売るふたり」「かぞくのくに」「デンジャラス・ラン」

金曜日の帰り際に、以前、殴り合いをした上司が現場に来て、また理不尽なひとこと。怒るか笑うか一瞬迷うくらい。 前回は、考える前に手が出てしまったが、あのときに比べると、この上司の人となりを十分に認識しているので、あのときのように度を失うことは…

カレー屋じゃあるまいし

自民党総裁選に谷垣禎一現総裁と石原伸晃現幹事長がともに立候補する。ブサイクな話。 総裁を支える立場にある幹事長が総裁選に立候補するかぎりは、当然、現総裁に引導を渡さなければならない。ところが、石原伸晃にはそれすらできない。いかにもお坊ちゃん…

on the second thought

「当意即妙の答えは24時間後れでやってくる」は、マーク・トウェインの名言だが、24時間後であっても、答えがやってくるだけ、さすがはマーク・トウェインで、凡人は、ああでもないこうでもない、そういえば、ああいうこともあったこういうこともあった…

『ヨオロッパの世紀末』

ヨオロッパの世紀末 (1970年)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1970メディア: ? クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 吉田健一の、おそらくは主著といっていいのだと思う『ヨオロッパの世紀末』を読み終えて、この出版が1970年…

「トータルリコール」

昨日は全国的に映画1000円の日だったので、ほんとは「桐島部活・・・」か「かぞくのくに」をみにいくつもりだったけれど、金曜日おそくまで本を読んでいたので、寝坊してしまった。 ところで、「かぞくのくに」が今年日本からアメリカアカデミー賞外国語…

『トゥルー・ストーリーズ』『女の二十四時間』

トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/12/21メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 26回この商品を含むブログ (61件) を見る 『幻影の書』を読み終えた勢いで、こんどはもうすこ…