2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

円空と木喰

「フォックス・キャッチャー」か「欲動」を観にいくつもりで、とりあえず横浜に出たのだけれど、早春らしい天気で気が変わって、そごう美術館で開催中の円空と木喰の展覧会を訪ねる。 円空は1632年、美濃国に生まれ、1695年に没した。生涯についてあ…

「アメリカン・スナイパー」

今週はもちろん「アメリカン・スナイパー」のお話。 公開初日に観にいくつもりでいたのだけれど、TOHOシネマズのvitで予約しようとしたら、「え」という混雑、ここはあえて初日をはずして日曜日の朝イチで観た。それでも満席だったけど。 あの無音の…

『てんやわんや』

てんやわんや (ちくま文庫)作者: 獅子文六出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/04/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る九年前の祈り作者: 小野正嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/12/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (20件)…

植村隆の弁明

女子挺身隊と慰安婦を混同して記事を書いた植村隆という人が、なんか文藝春秋とか、西岡力とか、櫻井ようこを訴えているようで、国際記者クラブで記者会見を開いている。「わたしは捏造記者じゃない」というのが主旨らしいが、この人は、ことここにいたって…

「味園ユニバース」

「味園ユニバース」を観てきた。「ジャージー・ボーイズ」と「バーレスク」を足して4で割ったような。渋谷スバルの歌う「古い日記」がすごくいいし、彼と二階堂ふみの‘目ぢから’が大阪の濃い空気によく映える。 ただ、難点をいえば、悪役のやくざが大阪っぽ…

菅 木志雄

東京都現代美術館に、菅木志雄の展覧会を観に行った。 こういう感じ。枯山水の前に立ったような気分。 お正月のテレビで観たのだったか、竜安寺の石庭をサルトルがむやみに褒めた後、エリザベス女王が訪ねたのだそうだが、ひとこと「私にはわからない」と言…

『禁忌』

仙がい和尚が、橋の下の乞食に袈裟衣を投げてやったことがある。乞食はその衣を着て何食わぬ顔をしている。ややあって橋の上の仙がいをふりむいて、乞食が何と言ったか忘れたけれど、今日のお昼、ツイッター界隈をうろうろしていたら、頭の上から有田芳生の…

パスキン展

ちょっと書きかけたけど、1日にパナソニックの汐留ミュージアムにパスキン展を観にいった。 「人は45歳を過ぎてはならない。芸術家であればなおのことだ。」と言って自殺してしまったそうだ。伊東静雄ならば、「若死するほどのものは自分のことしか考えな…

『ワタシは最高にツイている』

ワタシは最高にツイている作者: 小林聡美出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/02/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る この本の初版は、意外に古くて2007年とかみたい。「かもめ食堂」の撮影とかがリアルタイムの話題になっている。 小林聡…

「おみおくりの作法」

うっかりしていたけど、昨日は1日で日曜日。映画が1100円で観られるので、なぜか映画館が混む。私が思うには、映画なんて、ふつうに観ても1800円。その700円がそんなに惜しいっていう世の中でもないと思うんだ。でも、1日と休日が重なると、映…