2016-01-01から1年間の記事一覧

ナムジュン・パイク展

ワタリウム美術館のナムジュン・パイク展が、後期展に展示替えになった。 前期展は、どちらかというと、ジョン・ケージと関わりのある作品が多かったが、後期展は、それに比較すれば、ヨーゼフ・ボイスに関する作品が多い。ワタリウム美術館と親交の深まった…

静嘉堂文庫美術館 漆芸名品展

昼もだいぶ過ぎてから、漆芸名品展が開催中の、静嘉堂文庫美術館を訪ねた。たいがいの美術館は午後5時に閉まるから、出足でつまづくと1日うだうだしてしまうことが多い。 というのは、いやもう、へとへとで。三連休が明けてから、仕事に忙殺されていた。電…

『掏摸』

掏摸(スリ) (河出文庫)作者: 中村文則出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/04/06メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (24件) を見る こないだの桃井かおりの映画もそうだったんだけど、最近名前を耳にするようになってきた中村文則の小説…

クリスチャン・ボルタンスキー

板橋区立美術館で、サザエさんの展覧会が開かれていた。行こうと思ってたのだけれど、ことし、関東地方の10月は雨続きで、あの美術館はどの駅からもすごく歩くから、ちょっと逃しちゃった。つうか、はぐらかされてしまった。というのは、この10日は、曇天と…

「ジェイソン・ボーン」と「お父さんと伊藤さん」

文藝春秋に芝山幹郎が、「スターは楽し」つう連載を書いてる。10月号では、「ジェイソン・ボーン」の封切りを控えたマット・デイモンを、主役と脇役の両方をこなせ、利口と馬鹿の両方を演じ分けられ、ヒーローを演じても、ダメ男を演じても、ともにリアル、…

ディヴィッド・ホックニー版画展

町田市立国際版画美術館で、デイヴィッド・ホックニー版画展が始まっている。 デイヴィッド・ホックニーは、昔からずっと好きだが、EIGHT DAYS A WEEKを観た直後のせいもあるだろう、ふと気がついてみると、デイヴィッド・ホックニーが王立美術学校を卒業し…

大根仁が云うには

大根仁監督が、週刊SPA!に持っているコラムに、「SCOOP!」について書いていた。 「SCOOP!」の公開が、もし、今年でなかったら、「あれ、これ、賞総なめしちゃうんじゃないの?」とか、ワクワクするレベルの仕上がりを自負しているそうだが、今年ほど、日本映…

fantasy based on facts

先日、「慰安婦問題はfantasy based on factsだ」と書いたが、たまたま(まるで「意味のある偶然」のように)、朴 裕河氏の「元慰安婦の方たちとの出会い」という記事が、ハフィントンポストに載った。 元慰安婦の方たちとの出会い | 朴 裕河 元慰安婦の支援…

『アメリカン・スクール』

アメリカン・スクール (新潮文庫)作者: 小島信夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1967/06/27メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (60件) を見る 小島信夫の短編集。 第二次大戦末期から、戦後にかけての日本が舞台。敗戦国の惨めさ…

「LISTEN」

映画.comシネマで「LISTEN」てふ‘無音’の映画を観たことだった。無声映画でなく、‘無音’。 牧瀬依里という人と雫境(DAKEI)という人が共同監督した「聾者の音楽」をテーマにした映画です。 公式サイトによると、 「もともと聴者のクラシック音楽を、聾者に…

「SCOOP!」

大根仁監督、福山雅治主演の「SCOOP!」。 「モテキ」「バクマン」を撮ったこの大根仁って人については、私は実は、週刊SPA!の連載でしか知らなかった。でも、それが面白いしさ。 是枝裕和の「海街ダイアリー」が賞を総なめした年に、「バクマン」…

風邪ひき、腰痛、ドミノピザ

日曜日は風邪をひいて寝ていた。ひさしぶりにいい天気だし、もったいなかったが仕方ない。夕方に大戸屋に香味から揚げ定食を食べに出て、ツルハドラッグで葛根湯を買って帰った。 いま、これを書いているのはもう29日の木曜日。今月はひそかに全日記事を書…

「ハドソン川の奇跡」

クリント・イーストウッドの新作「ハドソン川の奇跡」は、「シン・ゴジラ」と比べてみるべきかもしれない。 「シン・ゴジラ」は、もちろん虚構なのに対して、「ハドソン川の奇跡」は、まだ記憶に新しい実話だが、予期できない事故が起きた時にどうあるべきか…

余談

昨日の記事の余談になるが、1966年の来日公演ももちろんおさめられている。同時に、そのとき騒いだ右翼の姿も。ちょっと前まで、テレビでよく見かけた評論家の顔がスクリーンに出てきた時だけはさすがにげんなりした。 ビートルズが武道館でコンサートを…

「ザ・ビートルズ 8 DAYS A WEEK THE TOURING YEARS」

ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウルアーティスト: ザ・ビートルズ出版社/メーカー: Universal Music =music=発売日: 2016/09/09メディア: CDこの商品を含むブログ (9件) を見る 日本の映画館ではめずらしく終了後にapplause。私が思うには、観客にアメ…

日月四季花鳥図屏風

Instagramにあげといた、この《日月四季花鳥図屏風》を誰かが気に入ってくれたみたい。 これは、出光美術館の「美の祝典」という展覧会で観た。三期に分かれていた展覧会だったが、律儀に三期とも足を運んだ。にもかかわらず、何も書いていない。というか、…

国芳水滸伝

春だったねアーティスト: 吉田拓郎出版社/メーカー: Sony Music Direct(Japan)Inc.発売日: 2014/04/01メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログを見る 今日はなんか一日中、頭の中にこの曲が流れていた。この曲が収録されている吉田拓郎のアルバム「…

ジャック&ベティのシートが新しく

そういえば、横浜ジャック&ベティでは、シートの入替だそう。綺麗なブルーのシートになるようだ。 ジャック&ベティのシートについては、ちょっと憶えていることがある。ジャックの方なんかシートが歯抜けになっていた。あるとき、背もたれの布が破れて綿がと…

「下衆の愛」

「下衆の愛」を観てきた。いま、下北沢トリウッドと横浜ジャック&ベティで絶賛上映中。 「君の名は。」と「シン・ゴジラ」の人気に隠れてか、それとも、それは関係ないのか知らないが、この映画は話題になってるのか、なってないのか、とにかく、いつの間に…

「だれかの木琴」

「シン・ゴジラ」と「君の名は。」の影に隠れてか(今日も満席が続いてるみたいだったな)あまり話題になっていないかしれないが、常盤貴子と池松壮亮の「だれかの木琴」がけっこうよかった。常盤貴子の女ざかりが映画に上手くはまっている。 池松壮亮も、今…

「エル・クラン」

人間の記憶は当てにならない。まぁ、「人間」でくくっていいかわからないものの、とにかく、わたしは「エル・クラン」に主演しているギレルモ・フランチェラについて、2010年の記事に 「ところで、パブロ・サンドバルを演じたギレルモ・フランチェラがすっご…

所さんのBMW R75/6カスタム

所さんの世田谷ベースで、BMW R75/6のカスタムがお披露目されてました。 これはもともとBMWのプラモデルをいろいろいじってたのを実車化したものです。 これがこうなったわけ。 BMWというと、むかしチキンさんが乗ってたの見てたはずだけど、こんなだったっ…

「シン・ゴジラ」と『春と修羅』

最近、うっかり週刊SPA!を買い忘れていて、まとめて読んだ。 坪内祐三と福田和也の対談で、「シン・ゴジラ」が話題になってて、最初のなんとか言う教授の船の中に、宮沢賢治の『春と修羅』の初版本と岡本喜八の写真が遺されてたって、坪内祐三が「『春と修羅…

ストレッチデニムの裏ワザおすすめ

このところようやく涼しくなってきた。先週末なんかは、長袖でもよかったかなと思えるほどだった。 記録的に暑い夏だったそうだが、今年は短パンを履かなかった。というのも、傷めてるひざに冷房の風が辛いわけよ。とはいえ、去年の夏はずっと短パンだったで…

「ハートビート」「パコ・デ・ルシア」「ジャニス」

「ハートビート」って映画も観ました。 これは、「エクス・マキナ」に出てたソノヤ・ミズノが出てるし。 内容としては「ピッチ・パーフェクト」のバレエとヴァイオリンとヒップホップ版みたいな。ただ、笑いの要素はほとんどなくてそこは残念。その代わり、…

『洗えば使える泥名言』

洗えば使える泥名言作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/08/29メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る 「AMY」は、新百合ケ丘のアルテリオ映像館で観た。23日までやってるので、見逃した方はどうぞ。そのあ…

「AMY」

AMY エイミー(オリジナル・サウンドトラック)アーティスト: エイミー・ワインハウス,ショーン・ペイン,デビッド・マッケイブ,アビゲイル・ハーディンガム,ボーヤン・チャウドリー,ラッセル・プリッチフォード出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック発売…

五島美術館 心の旅

まだ暑いんだけど、こころなし空気が軽くなってきた気がして、五島美術館に出かける気分だった。 この《光琳蒔絵佐野渡硯箱》が素晴らしくないですか?。 他にも、俵屋宗達下絵、本阿弥光悦筆の和漢朗詠集の《色紙帖》も色とりどりに意匠が尽くされ華やかだ…

ビアトリクス・ポター生誕150年 ピーターラビット展

Bunkamuraミュージアムで今、「ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展」が開かれてます。 老眼鏡を持ってったほうが良い。トーベ・ヤンソンのムーミンもそうだったけど、挿絵の原画は本で見るより小さいくらい。もとは、ビアトリクス・ポター…

ここに書いてある内容は間違いでした。真似しないでください。結局、腰痛めました。無理は禁物。

最近、スレンダートーンを使い始めている。 スレンダートーンはロングセラーでEMSとしては、気がつけば、もはや老舗だよね。それで安心感があるのも、理由のひとつなんだけど、しかし、それより何より、ある時ふと、「これ腰痛予防になるんじゃね?」と気が…