2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『女王陛下のお気に入り』

『女王陛下のお気に入り』は、『ファースト・マン』と同じ日に観た。 これは何といってもオリヴィア・コールマンのアン女王が圧倒的。情けなく、愚かでありながら、威厳に満ちている。なにしろ、女王が侍女にクンニされているシーンを描きつつも、結局のとこ…

「反省しない国日本」

韓国は、よく言えば、ずるい国、悪く言えば、汚い国。いずれにせよ、もう付き合いはやめたほうがいい。 しかし、振り返って、日本の対応を見ると、これはまた情けないくらい拙い。このブログでは、何年も前からそう言い続けているのだけれど、韓国との付き合…

福田和也の『江藤淳という人』を読みました

江藤淳という人作者: 福田和也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/06メディア: ハードカバー クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る 「江藤淳氏と文学の悪」の章とそれをめぐるさまざまなことについての文章が特に面白かった。 先に、福田和也が…

『ファースト・マン』

デイミアン・チャゼル監督、ライアン・ゴズリング主演の『ファースト・マン』を観た。これはオススメ。 MX4Dもあったけど、私は通常ので観た。まあ、たぶんジェットコースターとか平気な人は、MX4Dで観ても楽しめるだろうと思う。 『ボヘミアン・ラ…

ウルトラマンは、在日米軍かそれとも国連軍か

ウルトラマン 今日、映画館に行ったら、このポスターを見かけまして、子供の頃は気がつかなかったけど、ウルトラマンって完全に、在日米軍のメタファーでしたね。 何故「光の国」の人が、私たちの星を守ってくれるの?。しかも、日本のウルトラ警備隊が手こ…

顔真卿の祭姪文稿を中国の人たちに交じって鑑賞する

東京国立博物館では、毎年、「博物館に初詣」っていう企画をやっていて、これに,行ったり行かなかったりしてたのが、今年は何となくいかなかったということもあり、この「顔真卿展」は観に行くつもりにしていた。 書はまったくわからない。し、そもそも読め…

イケムラレイコ 土と星

国立新美術館でイケムラレイコ展を観た。これは、突然、春みたいに暖かくなった日。そんな風に官能が開いている時にふと観たくなる、根源的な部分に触れてくる絵だと思う。 この人は、日本よりも海外での方が、よく知られているそうで、それが嘘でなさそうな…

モダン美人誕生

これはもう先月の半ばごろ、ポーラ美術館で「モダン美人誕生」という展覧会を観てきた。 岡田三郎助を観る機会は少ないのではないかと思って。 ≪あやめの衣≫と ≪来信≫。は、うなじから背中の質感と量感と着物のデザインが絵のモチーフであることがはっきりと…

「見せしめ」という手法について

新井浩文が逮捕されてショック。 たしかに、風俗嬢でも、レイプはレイプだが、逆にいえば、風俗嬢と性交しても、恋愛は恋愛なわけで、そこの線引きは実際には難しい。 だから、本来は、風俗そのものを取り締まるのがスジなんだが、そのまんま東とか、桂きん…

江藤淳の『閉ざされた言語空間』とリベラルの源流について

閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本 (文春文庫)作者: 江藤淳出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1994/01/10メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 453回この商品を含むブログ (46件) を見る 江藤淳の『閉ざされた言語空間』は、予想よりずっと面白かった…

明治時代に「天皇制」なんて存在しなかったって知ってる?

吉本隆明 江藤淳 全対話 (中公文庫)作者: 吉本隆明,江藤淳出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/02/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 吉本隆明との対談で江藤淳は「明治時代には天皇制は存在していなかったと思う」と語っている。考…

さっそく『メリー・ポピンズ・リターンズ』観ました

メリー・ポピンズ・リターンズ 『メリー・ポピンズ・リターンズ』は、絶対見ようと思っていたので、公開初日、仕事終わりにレイトショーで観た。 オリジナルキャストのディック・ヴァン・ダイクもすこし出演していた(実は、前作でも同じ役で「も」出演して…