2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『デトロイト』を思い出す

デトロイト(字幕版)発売日: 2018/06/20メディア: Prime Video 『デトロイト』を思い出さないわけないでしょう、それは。 あの映画は、1967年のデトロイト暴動からちょうど50年の節目に、その暴動のただなかで起こった「アルジェ・モーテル事件」を題材…

とか言ってたら、実は、日本も

アメリカのミネアポリスについて書いてたんですけど、じつは日本も大差ない。この警察官の口のきき方、ひどくないですか?。こういうのに抗議しないんだよ、日本人は。抗議しないだけ日本人の方がひどいか。 渋谷でデモが行われたそうですが、ほんとは品川と…

アメリカは3密どころではないみたい

アメリカはただでさえコロナの死者が10万人を超す勢いなのに、↓こんな具合に白人の警察官がGeorge Floydという人を踏み殺したりしてしまったので、全米でデモや暴動が吹き荒れて「3密を避けましょう」なんて状況とは程遠いようです。 そもそもコロナの死…

『1968年 - 反乱のグローバリズム』を読みました

1968年―― 反乱のグローバリズム作者:ノルベルト・フライ発売日: 2012/04/21メディア: 単行本 1968年が時代の分岐点と語られることは多い。このノルベルト・フライの本の他にも、日本では小熊英二も『1968』という本を書いている。ただ、アレは上下巻合わ…

レナウン 東証一部初のコロナ倒産

simple life is my way Peter Fonda

火事場泥棒というよりハイエナだな

スーパーハードな毎日です 高市早苗とか三原じゅん子とかの日本会議の政治家が、今回の木村花さんの事件を受けて、SNSの投稿について、何らかの政治介入を法制化しようと画策しているようだ。 事件の背景さえほとんど公にされていない現状を考えると異常…

謝る必要のないことは謝るべきではないという話

ロラン・バルト モード論集 (ちくま学芸文庫)作者:ロラン バルト発売日: 2011/11/09メディア: 文庫 ロラン・バルトがこう書いてました。 「言語がディスクールを二重化し、言葉の連鎖をたんなる意味の支持項にしてしまうような局面がある。」 「それは私が別…

安倍首相はルイ14世?、16世?

ルイ14世とルイ16世 検察官にも国家公務員法の適用をすると従来の解釈を変更したことについて、元検事総長らが出した意見書に「フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の言葉として伝えられる『朕は国家である』との中世の亡霊のような言葉を彷彿(ほう…

『ちょうちんそで』 江國香織

ちょうちんそで (新潮文庫)作者:江國 香織発売日: 2015/05/28メディア: 文庫 江國香織は、たとえば、須賀敦子とか吉田健一とかとおなじで、とにかく次から次へと読んでいきたい作家のひとり。 この三人に共通しているのは三人とも翻訳家でもあるという点。違…

アストリッド・キルヒャーが亡くなりました

バックビート [DVD]発売日: 2017/09/06メディア: DVDベイビーズ・イン・ブラック THE STORY OF ASTRID KIRCHHERR & STUART SUTCLIFFE作者:アルネ・ベルストルフ発売日: 2012/05/08メディア: 単行本(ソフトカバー) ビートルズがメジャーデビューする前、ハ…

『かもめ食堂』『めがね』『プール』

観のがしていた映画のおさらいシリーズ。 今回は『かもめ食堂』『めがね』。Amazonプライムビデオで無料で配信していたので。かもめ食堂発売日: 2016/06/29メディア: Prime Videoめがね発売日: 2016/06/29メディア: Prime Video 『プール』は、いまはなき横…

「自粛警察」が暴走してまっせ あいかわらず

コロナの時代 昨日は暑い日だった。マスクは今月いっぱいで限界だな。中国では、マスクしたまま体育をした子供たちがバタバタ死んでいるそうだ。あらためて、ざわちんのすごさを思い知った。一年中マスクしてるって。 「自粛警察」ってことばがトレンド入り…

『号泣する準備はできていた』

号泣する準備はできていた (新潮文庫)作者:香織, 江國発売日: 2006/06/28メディア: 文庫 江國香織が直木賞を受賞した短編集。 短編集と知らずに読み始めたので、最初の一編が終わった時点で「おや?」と思った。もしかしたら短編かと。 全部読み終わった感想…

能町みね子が岡村隆史の舌禍炎上について何か

週刊文春 2020年 5/21 号 [雑誌]発売日: 2020/05/13メディア: 雑誌 週刊文春で能町みね子が岡村隆史の例の発言について書いていた。 もはやネット上ではタイムリーな話題ではないのだろう。しかし、あれだけ叩きまくって二週間でもうどうでもいいはひどいと…

『ドローン・オブ・ウォー』正義はもちろん感情です

ドローン・オブ・ウォー(字幕版)発売日: 2017/07/21メディア: Prime Video 観のがした映画を配信で観ている。 イーサン・ホークの『ドローン・オブ・ウォー』。原題は「Good Kill」。 対テロ戦争というのをジョージ・W・ブッシュが始めてしまったが、考えて…

太陽の塔のアンガージュマン

新コロナの感染拡大を防ぐためにつづいている自粛の出口戦略について、大阪モデルとして吉村大阪府知事が、太陽の塔をライトアップしてその目安とすることに決めた。www.sankei.com 目標数値を決めて、その数値の達成状況によって、赤~黄~緑と変化していく…

イ・ヨンスさんが「水曜集会はヘイト」と言ったそう

www.tokyo-np.co.jpwww.sankei.comheadlines.yahoo.co.jp ミキ・テザキ監督の『主戦場』の冒頭に出てきた元慰安婦のイ・ヨンスって人が上の記事のような発言をしたようである。 『主戦場』では、日本政府と合意した韓国の外務大臣をつるし上げていた。日韓の…

『日本・アメリカ ハーフ・アンド・ハーフ』

日本とアメリカ ハーフ・アンド・ハーフ: ある日系人の回想作者:スピアーズ洋子発売日: 2014/06/04メディア: Kindle版 日系アメリカ人の物語はどれもとても興味深い。考えてみればこんなにドラマティックなアイデンティティーの引き裂かれ方をした人たちは、…

岡村隆史炎上事件後の深夜ラジオの自己検閲について

霜降り明星 霜降り明星のせいやが、「あいみょんを彼女にする」と宣言していた。もちろんボケなのである。これを笑いにするのが話術なので、彼らはその話術のプロなんだし、だから、聴くに耐える番組が成立する。そんなのいちいちこんなブログで書いたりする…

12人の優しい日本人 を読む会

佐久間宜行のオールナイトニッポンZEROが人気があるのわかる。エンタメ情報が信頼できる。というか、いいなりだな。とりあえず、聞き逃さないようにしようと思いますもん。 これ↓を紹介していたので、さっそく、観ました。ZOOMを利用した「12人の優し…

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

ウルフ・オブ・ウォールストリート (字幕版)発売日: 2014/05/14メディア: Prime Video 自粛でどこにも出られない状態で過ごしているので、また、観たかったけどみのがした映画を配信で観る。 今回は、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と、ついでにおな…

『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫)作者:江國香織発売日: 2017/11/07メディア: 文庫 江國香織の小説は、腹が座ってると思う。それは、このラストにとくに感じることで、ややもすればファンタジーにふわういていくかもしれないモチーフを、最後に剛速球…

『Love Letter』繊細な狂気

Love Letter 半信半疑ながら、とりあえずたれこめてくらしている。それでまあ、アマゾンプライムビデオで映画をあさっている。 岩井俊二の『LoveLetter』。今年観た映画の中で、岩井俊二の『ラストレター』は抜群によかった。といっても、わたしのばあい、観…

岡村隆史の発言について、爆笑問題の太田光が「サンデージャポン」でふれた

岡村隆史の発言について、爆笑問題の太田光が「サンデージャポン」でふれたそうで、それがネットニュースになっていた。そのネットニュースの見出しが『爆笑問題・太田光、岡村隆史の不適切発言は「配慮も想像力も足りない…」に鈴木紗理奈が痛烈「あなたもで…

『初恋』

この新コロナウィルスの自粛要請のために、いちばんあおりを受けた映画は、三池崇史監督の『初恋』だったのではないか。わたしが観に行ったのは映画館が自主休館する寸前だった。 主演は、窪田正孝。ベッキーや染谷将太の怪演でも話題になった。三池崇史作品…

岡村隆史のオールナイトニッポン 矢部浩之の公開説教

岡村隆史のオールナイトニッポン 今週の岡村隆史のオールナイトニッポンに、ひさびさ、相方の矢部浩之が来て、公開説教をしていた。 やっぱり、若いころから苦楽を共にしてきた間からだけあって、岡村さんの性格の細かいところまでよく目がとどいている。深…

『三四郎』

三四郎作者:夏目 漱石発売日: 2012/09/28メディア: Kindle版 羽田圭介が、おぎやはぎの愛車遍歴に出てた。週プレに車を買う連載をしてたので、その繋がりでもあるのだろう。60台試乗した連載を本にした。 羽田圭介は又吉直樹と一緒に芥川賞を受賞したのを、…