城端

knockeye2004-05-15

吉村さんの炭酸泉と、やんやさんの古い町並みに触発されて、城端の曳き山を見に行くことにした。出かける前にちょっとチェーンのテンションをあげた。チェーンはそろそろやばいかも。


ルートだけど、地図で見ると、途中まではいつも飛騨に出かける道でいいみたい。今日は、41を「高内」で西に341に。後は25をトレースした。八尾によるつもりはなかったのだけれど、聞名寺という立派なお寺が目に入って、立ち寄ってしまった。風と木漏れ日が心地よくて、そぞろあるきを楽しんだ。日差しの中にいても暑くなくて、日陰に入っても寒くない。人としてだめになりそうなくらい心地よかった。聞名寺は覚如上人由来の寺だそうだ。真宗王国富山らしい。八尾の古い町並みも「道百選」だが、風の盆の時以外は、もう一工夫欲しい気がした。たとえば、河を見下せる場所にちょっとした公園とか。何かフックになるところが欲しい。


八尾の寄り道のせいで、城端到着は昼過ぎになった。25は途中から「南砺スーパー農道」になる。地図を見る方にとっては迷惑な話だ。城端に着いた頃には、そろそろ明日の雨を予感させる空模様。紫外線で目が辛い気がした。後で写真を見ると、いつもより露出オーバー目に撮っている。そんな気分だったみたい。新緑などは、かえってみずみずしい。有名な「城端のエドヒガン」も、私は場所を知っているから、あれがそうだと分かるけど、この季節は普通の木と変わらない。


ここの曳き山は、二台体制になっている。前の曳き山には邦楽の楽隊が隠れていて、喜捨をしてくれた施主のとところで一節やる。そのうしろから、荘厳を施した曳き山が続く。どういう訳か知らないけど、曳いている人はほとんどお年寄りだった。子供御輿というのがあるけど、あれと似た趣向だろうか?それとも単に若い世代がいないのか?しかし、さすがに着物の着方に年季が入っていた。


縄が池の水芭蕉も見に行ったが、終わっていた。少しザゼンソウがあっただけ。縄が池はパラグイダーのランチャーというか、滑走路というか、飛び降り場所というか、そういうのがある。カイニョと呼ばれる散居村が見下ろせて絶景。「飛んでっちゃおう」という気分になるだろう。失敗しても水田の泥に足を突っ込むだけで済みそうな気がする。


締めは林道温泉で、ケロリン桶進水と行きたかったのだけれど、林道温泉は廃業していた。サミーさんがツーレポに乗せていたのは、そんな昔ではないはずだったのに、かなり茅屋感が強かった。源泉はどうなっているのだろう?惜しいなぁ。ホントにペリエみたいな味のする炭酸泉だったのだけれど。