イラク人質バッシング事件に衝撃を受けて、私はこのところいろいろ考えている。ただ、「右派が、左派が、親米が、反米が、プロ市民が、朝日が、サンケイが」と、この種の騒ぎには今後とも無関係でいたい。
たとえば、以前に引用した小林よしのり氏の


今回の人質バッシングには日本の特殊性が表れてはいるんだね。みんなで「自己責任」「自己責任」と口をそろえて責めたこと自体にね。「自己責任」という個人主義のキーワードを使っていながら、訴えていることはじつは「集団主義」なんだから。・・・(中略)
左翼が昔から言っている日本的な集団主義への批判、(中略)じつはそれは正しかったということになっちゃう。非常にみっともないことになってしまったね。
この文章から、「左翼が」の一言を省いても、文章が成立するのに気づくだろうか?私は、どんな言葉も、誰かの言葉だと思う。もし、上記のような言葉があるのなら、それを言った人を主語にするべきだ。「左翼」を主語にすることは、それ自体がプロパガンダだと思う。