アマゾンから届いたパトリシア・コーンウェルの6作目『私刑』にかかりきった。本屋で見つけられなかったのも頷ける。ページが進むごとに、ストーリーが加速していく。特にリッチモンドに戻ったあたりからの加速感は、とてもじっくり読んではいられない。一作目から順番に読んできてよかった。読み終わるや7作目『死因』を買いに走った。
それにしても、1995年の作品にこんなに熱心なレビューを書いているブログが他にあるだろうか?10年遅れというのがまたビミョーである。
『死因』は、カルトを扱っている。10年前の1995年は、阪神大震災の年であると同時に、オウム真理教による地下鉄サリン事件の年でもあった。このことが、少しは、反映しているのだろうか?地下鉄サリン事件10年は、阪神大震災10年より、話が複雑かも知れない。