オイル、オイルフィルター交換、FZ-5

FZ-1とFZ-5

オイルとオイルフィルターを交換した。23,335km。
その最中に、ビックカメラからFZ-5が届いた。手がオイルまみれであった。ドライサンプのドレンは男性的なのである。けっこうピューッという感じなのだ。多く残っている時は、気をつけなくてはいけない。今回はオイルフィルターも交換したので、遠慮なく1500ccいれさせてもらった。ゲージのちょうどまんなかくらいになった。
FZ-5は届いたばかりなのでまだどんなものか分からない。回り道だろうか?しかし、小さい、400mm、手ぶれ補正。この三点が気に入っている。十分小さいとは言えないが、一眼レフの400mmレンズよりは間違いなく小さい。f8までしか絞れないのが不満であるけれど。
この週末は、体調が悪いと思いこんで、たれ込めて暮らした。あの赤は、案外キムチだったかも知れない。思い出してみると、前日、夜中に豚キムチ丼を食べた。
たれ込めて、パトリシア・コーンウエル 『警告』を読んだ。警告 (講談社文庫)
久々のケイ・スカーペッタ、シリーズ第10作である。前回のショックから立ち直るのに、スカーペッタより私の方が時間がかかった。しかし、ここまで来ると、ミステリー小説でないのはもちろん、犯罪小説でも、サスペンスでもない。とにかく、スカーペッタ、マリーノ、ルーシーの行く末はどうなるんだろう?みたいなことで読んでしまう。『君の名は』とか、そういう新聞小説にどきどきした、戦前のご婦人みたいなことになってしまっている。なので、犯人が捕まった時より、犯人に誰かがやられた時の方が「ざまみろ!」感が強かった。
場違いな感想で申し訳ないけれど、権力欲とは、実にアホである。力が英雄に属するとすると、権力は宦官に属する。力にインポテンツであるから権力を欲するのだ。それに、前にも言ったけれど、権力欲は正しく言えば「欲」ではない。仏教では、欲を五つに分ける。食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲である。権力欲はこのどれにもあてはまらない。権力欲は仏教の煩悩に当てはめれば、「愚痴」だと、ひそかに思っている。つまり、アホなのだ。