テンコーさんの消息、ロシアのトヨタ

この日記の流れからすると、グッドタイミングすぎるニュース。名古屋とロシアが握手しているところ。その脇に森前首相というのがまたいろいろ勘ぐってしまう。

トヨタがロシアで工場の起工式。

礎石を除幕するロシアのプーチン大統領(右)とトヨタ自動車奥田碩会長=14日〔共同〕

トヨタがロシアで工場の起工式・大統領が異例の出席  【サンクトペテルブルク14日共同】

日本の対ロシア投資としては最大規模となるトヨタ自動車の組立工場の起工式が14日、サンクトペテルブルク郊外で、地元出身のプーチン大統領らが出席して開かれた。

 大統領が個別企業の行事に出席するのは異例。プーチン大統領は「政治対話の発展がこのような成果を可能にした。エネルギーやシベリア、極東の共同開発など、日ロ間には大きな可能性がある」とあいさつし、年内の公式訪日へ向け、北方領土問題などのため停滞している経済関係の現状打破へ意欲を示した。

 式典には日ロ首相の諮問機関「日ロ賢人会議」の日本側代表である森喜朗前首相や、奥田碩トヨタ会長(日本経団連会長)も出席。森前首相は「この工場が成功すれば日本の企業は次々に進出する。ロシアの投資環境改善への努力を期待する」と述べた。

 工場の初期投資額は約150億円。2007年12月に稼働を開始し、中型車「カムリ」を年間2万台生産、1、2年後には5万台に拡大する。

 トヨタの昨年のロシアでの販売実績は約4万7000台。現地組み立てによるコスト低減で価格を下げ、シェア拡大を図る。奥田会長は式典で「欧州への輸出も視野に年産20万台を目指す」と語った。

 プーチン政権は当面、部品に大幅な特恵関税を適用するが、段階的に部品の現地調達の拡大を義務付けており、日本の部品メーカーの進出も期待されている。〔共同〕 (22:27)

2002年でさえ、クラスノヤルスクにトヨタの代理店がオープンしていたと思う。トヨタには「展望と戦略」を感じる。少なくとも、政府や官僚よりははるかにそれがある。

ところで、テンコーさんのその後であるが、拍子抜けするくらいあっさりバイクを受け取ってハバロフスクへ向けて走り出したようだ。おそらく、もう5年もたてば、「税関でバイクの受け取りに苦労した」なんて話は、昔語りになっているのだろう。良いことだ。気楽にヨーロッパまでツーリングというのが夢でなくなる。できればシベリア新幹線を走らせて貰いたい。ペイするかどうかは知らない。(^^;)
テンコーさんの次の書き込みは、ハバロフスクになるだろう。スパースクダリニーあたりで一泊してほしいなぁ。あのシャシルィークの匂いに抗しきれるだろうか?
私は知らなかったけれど、あのそばに温泉みたいなのがあったそうだ。それから、ウスリースクにあると聞いた、人の頭ほどある松ぼっくり。見てみたいなぁ。