都市伝説

予期していなかったせいか、3連休は長く感じられた。梅雨は明けたようだ。朝から暑い1日が予想された。3連休というのに、美術館にばっかりでかけているのもどうかと思う。これからはセレクトしなければ。
ともかく今日のところは上野に『ドレスデン美術館展』を見に出かけた。フェルメールに釣られたのである。しかし、どちらかというと一番興味深かったのは、有田や中国の磁器を模倣した初期のマイセンだった。ドイツロマン派の中では、フリードリヒが好みだ。出展数は少なかったが、ショップに絵はがきがたくさんあったので買ってきておいた。この辺、ちょっとコレクター心理になりつつある。
国立西洋美術館なので、常設展にも見るものがあったが、ちょっと冷房が効きすぎていて、薄着の身体にきびしかった。急ぎ足で出てきた。そのまま帰宅しても良かったが、ついでなので芸大美術館でボタニカルアートを。ホントにセレクトしなければいけない。悪くはなかったが。
土曜日、渋谷の歩道橋の上から、この道をまっすぐ行けばバイクでも来れるんだなぁと気が付いた。しかし、どうだろう。横浜までくらいならともかく、東京までバイクで出る気はしない。そういうわけでこのところ、鉄道の利用頻度が高くなっている。
で、ふと気が付いた。あれ?東京も大阪も変わりゃしないじゃないか!東京の乗客はホームで並んでいると聞いていたけれど、あれは都市伝説のひとつだったらしい。うすうすおかしいなとは思っていた。車が列ぶと書いて列車なのである。ナニが悲しくてそれを待つ人間が列ばなきゃならないのか?冷静に考えれば、列ぶ意味なんて全くない。
「大阪のおばちゃん」をネタにしないと笑いがとれない二流の漫才師がいけないんだろう。「大阪のおばちゃん」をネタにすればとりあえず笑いはとれる。そんなことをしても評価につながらないと分かっていても、ひきだしに何にもないと、そのあたりに頼ってしまう。おかげで一般の大阪人は迷惑する。だいたい芸能人、滅多に電車に乗りゃしないのだ。