『寝ずの番』補遺

映画化で思い出した。津川雅彦が『寝ずの番』を映画化したそうだ。監督デュー作としては、荷が勝ちすぎている気もするが、渋い選択ではある。
去年首を傾げたのは『蝉しぐれ』と『春の雪』。『蝉しぐれ』はNHKでテレビドラマ化されて海外で何かの賞を取ったはず。そういう原作を敢えて映画化する意味がわからない。
『春の雪』は三島由紀夫の絶筆『豊饒の海』第一部。あそこだけ映画化してしまって、あとはどうするつもりなんだろう?と余計な心配をしてしまう。あんまり大作を映画化するのはどうかと思う。