来週吉村さんが伊丹空港に来るそうだ。あの空港は住宅街の真ん中にある、自他共に認めた欠陥空港である。子供のころ、中学生か高校生のころだが、夜中の散歩に千里川を下っていったことがある。その先に何があるか知らなかったが、たどり着いてみると滑走路の端だった。誘導灯のゆらめきにこころひかれた。
飛行機は真上を飛び立っていった。理性で安全だとわかっていても、思わず頭をすくめてしまう。感覚としては頭上すれすれを飛んでいくように思える。それが面白くて何機も見送ったものだった。
あの場所には今でも入れるのだろうか？関空ができてから夜間には飛行機が飛ばないかもしれない。
