クライム・マシン

クライム・マシン (晶文社ミステリ)
ジャック・リツチー著『クライム・マシン』という短編推理小説集を読んだ。生涯350篇の短編を書きながら、本になっているのは少ないみたい。少なくとも邦訳は手に入れにくいようだ。あとがきによると、小林信彦さんが編集長をしていたヒッチコックマガジンの常連作家だったとのこと。なるほど神野推理氏とかオヨヨシリーズはこういう背景があって生まれたのかと。
中島らもが『ガダラの豚』について、「とにかく分厚い本が書きたかった」と言っていた。たしかに読者にも、分厚い本を読んで達成感に浸りたい欲求がある。が、この短編集はそのま逆。こういう簡潔でしゃれた短編に出会うのもうれしい。もっと読んでみたくなる。雑誌が原稿を依頼するはずだ。
バハのライトの片目が切れて3日になるが、むしろ片目のほうがかっこいいみたい。あのライトはフレームマウントになってから、光が広がりすぎだと思う。いずれにせよ、町乗り向きではない。なんとかしたいものなんだけど、メーターとのからみがあるから難しい。ネットで検索してみると、ほかのバイクをバハのライトに変えるというサイトは見かけるが、逆はなかなか見当たらない。あのライトがいやならバハを買うなということか。