- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
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2002年というと4年前だが、まとめて読むならこの位の時間差がちょうどよいかも。「そういえばあれはどうなったんだ?」みたいなことがいっぱい。田中真紀子が手をつけかけた外務省改革はどうなったんだろう?とか、今はテレビで引っ張りだこだが、鈴木宗男の疑惑って結局なんだったんだろう?ブッシュがテロを事前知っていたという話は?
ソルトレークシティーの冬季オリンピックもこの年だった。ヒットラー統治下のベルリンオリンピックのほうがましという国威発揚ぶりは確かに今でも思い出せる。
「愛国心は悪党の最後のよりどころだ」
というサミュエル・ジョンソンの言葉が引用されている。次期首相候補ナンバーワンが教育基本法に熱心な今日この頃、ちょっと背筋が寒くなる。