よい週末のために

米朝師匠が自宅で転ぶか躓くか、新聞には「転倒」とあったが、腰椎の圧迫骨折とかで、入院なさったようだ。去年の吉朝の急逝には力を落とされていたことだろう。
古今亭志ん朝の訃報に「上方落語桂米朝師の指導の下これからもさかえていくことだろうが」と小林信彦氏が書いていたが、米朝師匠は志ん朝師匠よりはるかに年上だし、枝雀、吉朝とあいついで失った今となっては、上方落語は漂流し始めているのではないかと危惧している。
あすから、お盆休み。同僚のなかには10連休なんてうらやましい状況の人もいるそうだが、私は一週間もない。直前まで信州にツーリングに行こうかと考えていたが、気が変わった。
今年のお正月には、「ことしは毎月のようにキャンプツーリングにいくぞ」とおもっていたのに、まったくいけなかった。忙しいというのは言い訳にならない。富山時代からずっと感じていることだが、わたしはやんやさんや吉村さんみたいにショートツーリングが得意でない。それでも富山時代はまだ出かけていたが、こちらに移ってからはますます不得手になってしまった。
それでふと思い当たったのは、考えてみればせっかくこんなところに住んでいるのに、湘南にも鎌倉にもいっていない。ご近所のことを何も知らない。休みの日は電車で東京に映画か美術展をみにいってしまう。ここに自分の生活ができあがっていない。だから、週末にツーリングにでかけるイメージがわかないのだと思う。
一週間にも満たないお盆を込み合うに決まっている信州に出かけていては、富山時代となにもかわらない。
そういうわけで、このお盆はちょっとご近所探索をしてみようと思う。この町を自分の町にしなければいけない。明日から週末は実家に顔を出すが、その後はそういうすごし方をしたい。仕事に追われて生活を失ってはまずい。今年後半のよい週末のためにこのお盆を使いたい。