『サイクリング・ブルース』

サイクリング・ブルース

サイクリング・ブルース

きのうテレビでチャーと忌野清志郎が対談していた。しかし、最悪なことにはふたりとも照れてるみたいで、見ているこっちまで恥ずかしくなってしまい、途中でやめてしまった。忌野清志郎がテレビモードでトークするはずもないし、話を引き出すのはなかなかむずかしそうだ。
忌野清志郎がチャーのお土産に持ってきた「ITALIA」と書いてあるジャージをこの本でも着ている。この本は、サイクリングの入門書のような写真集のような、そんな感じのなにかである。
忌野清志郎喉頭がんだなんてひどい話だ。「何事も人生経験と考え、この新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できれば」と、公式WEBSITEに書かれていたそうだが、うまく見つけられなかった。ブルース。
中島らもがブロン中毒が抜けたと忌野清志郎に話すと
「ブロン中毒だったんですか」
とひとこといわれた。
そのとき、ひどく恥ずかしかったと書いていた。そのひとことに多くの仲間をくすりで失ってきた実感がこもっていたからだと、確かそんなことを書いていた。
ブルースなのかもしれない。そういう意味では。