今年を振り返る

knockeye2006-12-30

気ぜわしかった師走も、御用納めがすぎると、行き交う人の様子から、なんとなくほっとしたような気分が漂ってくる。
わたしも人並みの大晦日をむかえるために、いつもながらあまり成果が上がらないものの、大掃除のまねごとなどしつつ。
毎年のことながら、読んでいない本が山積みになっている。これにかんしては、糸井重里氏が「ほぼ日」で「本は背表紙さえ読めばいい覚悟で」と書いていた。
カレンダーは、佐藤寛子安めぐみ、をおさえて来年も森下千里である。これだけは10月くらいからスタンバっていた。
年賀状は、富山でお世話になった上司に二枚だけ。わたしが勤めているところは、明文化されているわけではないが、社内では年賀状のやり取りはしないようだ。
今年を振り返ると、じつに仕事に追いまくられた一年であった。心に余裕があったとはいえない。遊ばないのはいいことではない。来年は、キャンプ、バイク、写真、この三点を充実させずばおかじ。
読書量が落ちなかったのは、休みの日に昼過ぎまで寝ているせいだ。そんな時間に起きたら、できることといえば読書しかない。展覧会にもよく行ったが、これは地の利である。そのかわり、混んでいる。どこに行っても混んでいる。
読書と絵と映画がわたしを救ってくれていたわけだが、それではちょっと受身すぎる。ロシアから帰ってズーっと言っているが、ぱっと行ってぱっと帰るツーリングの腕を磨かなきゃならない。長旅と全く違う態度が必要になる。そして、今となってはそういう旅がまさに必要になっている。仕事にアジャストするのが大変だったし、これからも大変だろうが、とにかく仕事のために生きているのではないのだ。カメラとバイクで遊ばなきゃならない。仕事ばっかりしててもしょうがない。

knockeye