昨日の小倉千加子の本を読んでいて、むかしのメルトモを思い出した。親父さんに買ってもらったマンションで一人暮らししている女性だったが、付き合っているカレシをどうしてもその部屋に入れることができなくて別れてしまったそうだ。その話を聞いたとき、背中がヒヤッとした。わたしがその彼だったとしても、たしかにさめるだろうと思う。今考えてみると、彼女は父親の重圧でまともに恋愛もできないでいたのだろう。父親の買ったマンションの下敷きになって身動きも取れず。