劇場

knockeye2007-04-01

劇場 (新潮文庫)

劇場 (新潮文庫)

寒暖差が激しい。
昨日は雨がそぼ降る肌寒い日だったが、今日はぽかぽか陽気だ。近隣公園の桜の下はお花見の陣取りでいっぱいである。少年野球の親御さんたちだろう、バーベキューの炭火のにおいが鼻をくすぐった。
富山や飛騨のような巨木、古木はないが、街には街の桜のよさがある。桜は本来、山の花だと、富山の8年間で確信している、何の根拠もないが。
人が桜を街中に植えるのは山を思う気持ちからなのではないか。年に一度、ほんの一週間ほどのことではあるが、山の民の記憶を呼び覚ましているのではないかと思う。
モームの『劇場』は、映画化されるので復刊されたみたい。モームの小説には、はずれがない。