- 作者: 上野千鶴子,小倉千加子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/09/07
- メディア: 文庫
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うなぎがどうしても食いたくなったので、昨日の雨の中、華屋与兵衛まで歩いた。うな重を運んできたウエイトレスが、この本のタイトルにチラッと目を走らせたのを見逃さない私である。『ザ・フェミニズム』という文庫本を片手に、ひとりでうな重を食いにくる男。フェミニズムの本を読んでいて楽しいのは、男に対して容赦がないところだ。普段気がつかないことに気がつかされるのは楽しい。落語を聴く楽しみに似ている。で、フェミニズムの本を読んでいる男だが、少なくとも性的魅力には乏しいでしょうな。長らくフリーター、かつひとり身で暮らしていると、だんだんジェンダー意識が薄らいでいく気がする。
ジェンダーフリーのフェミニズムが、ニートやフリーター世代には必要なのではないか、マジな話。