協調性がない

先ごろ、職場の先輩が入院して、それが長引いているので、ちょっとお見舞いに行こうかと思った。
それで、先日お見舞いに行ったという人に病院の場所を聞いて、明日行くつもりだったのだけれど、どこから聞きつけたのか某上司が「来週自分も行くから一緒に行こう」と言ってきた。
わたくしたしかに土地に不案内ではあるけれど、別にこどもじゃないのだし、それに「お見舞いに行こう」という気持ちを一週間も先延ばしするのは、精神衛生上よくない。思い立ったときに行きたいのである。それで適当な理由をつけて断った。
と、今度は別の若い子が「自分も明日行くつもりだったのでクルマで送ります」と申し出てくれた。こう囲い込まれると断る理由もないので一緒行くことにしたが、彼が午前中都合が悪いというので、午後から行くことになった。しかも午後三時に待ち合わせるというので、もうめんどくさいからそれに従うことにしたが、そういう、健康な人でもちょっと倦怠感に襲われそうな時間帯にお見舞いとか、わたしはホントはいやなのだ。それでなんとなく鬱屈してしまった。
それで気がついたけれど、わたくしつくづく協調性がない。見舞いに行きたいから行く。それだけでいいんじゃないのかと思ってしまう。一緒に一緒にって、ほんとにうるさいよ。会社員生活まったくあわない。
ところで、最近めっきり読書の話題が減っている。この背景に何があるかというと、読みかけの本が入っているダンボールをまだ開けていないからである。この部屋は前よりは気に入っているけれど、収納が少なかった。それでけっこうモノが氾濫していて、これをどう切り盛りするか、頭を悩ましている、というか、頭を悩ましている暇もないのだけれど。とりあえず、通販で一万円超のゴミ箱を買った。むかしのフランス人みたいにごみが出たら窓から捨てるみたいな生活ができればいいのだけれど、アルミ缶、スチール缶、廃プラ、容プラ、こううるさく「分けろ分けろ」といわれては、快適な生活のために、そのくらいの出費は仕方ないのだろう。多分これは高くないのだろう。
それから本も片付けるために本棚を買わなければならないのではないか。今までは押入れに山積みにしていたのだ。わたくし本を手放さない方なので。野田知佑ユーコンをカヌーでくだりながら、読んだ文庫本をはしから焚き付けに使っていたそうだ。かっこいいけどとても真似できない。
それから本棚って隣との防音壁の代わりになるんじゃないかなと期待している。
ところで、菅直人の次の厚生大臣は?