蝉しぐれ

knockeye2007-08-11

日ざかり、木陰に入ると、蝉しぐれは浸るようだ。思わずうとうとしてしまった。
浄智寺というところ。お盆休みなのだから、墓参の方たちもちらほらと見えた。
暑い一日だった。雲ひとつ見えない。鶴岡八幡宮の蓮を目当てに、朝七時に家を出た。しかし、蓮を愛でるにはもう少し早く出ないといけないようだ。

朝開いていた花が、帰りには閉じていた。
朝、蓮を見て、昼からアンリ・カルティエブレッソンを見に行く腹づもりだったが、盛夏の暑さに酔ってしまって、北鎌倉をうろうろしてしまった。
わたくし京都が長かったもので、鎌倉はつい京都と比べてしまう。建長寺という寺を訪ねたのだけれど、千手観音像の前に釈迦苦行像があったので、さすがに首を傾げてしまった。もう一度説明を見直してみると、釈迦苦行像はパキスタンから寄贈されたものだそうだ。鎌倉時代に釈迦苦行像があったとは思えないし、もしあったとしても、千手観音の前に置いてあるはずはないと思われる。
創価学会靖国神社が手を組む世の中、信仰云々を言うつもりはない。ただ、テーマパークとして演出のレベルが低いといいたいわけ。庭はまるでゴルフ場の池みたいだしさ。