SONGS

knockeye2008-02-09

今年はどうしたことだろう?
先週に引き続き、また、週末が雪。
バスを待ちながら、この雪はつもると思った。予想通り、めしを食っている店のガラス越しにみるみる積もり、私は雪のおかげで、海老名の町をしげしげと眺めなおした。富山でうんざりするほど見てきた舞台立てがこの町を覆うのは、なにかしら、だまし絵のように見える。
ひどく寒いので、コーヒーを飲みに、ミスタードーナツに入る。すこし閑散としている。本を読んで過ごしている間に、雪は雨に変わっていた。積もった雪の上に雨が降る。messという英単語が頭に浮かぶ。でも、すこし暖かくなるのだろう。店に入るまでこめかみまで冷たかった寒さは緩んでいた。
NHKのSONGSという番組で、忌野清志郎の復活ライブを見た。最近、奇妙に人が死ぬので、この人が喉頭癌で入院したときは、暗澹とした。癌を克服できてほんとうによかった。いつも泰然としている印象があるが、「脚がふるえる」と言って、エルビスプレスリーの復活コンサートのことに言い及んだ。エルビスの脚が震えていたのは伝説になっている。