世田谷美術館

knockeye2008-04-20

ヒューマン・ファクター―グレアム・グリーン・セレクション (ハヤカワepi文庫)

ヒューマン・ファクター―グレアム・グリーン・セレクション (ハヤカワepi文庫)

昨日は家から出ず本を読んでいた。考えてみると、先週はトラブルのため、土日とも仕事に費やしたので、少しくらい疲れていることを自分に許してもよいわけだった。
今朝は、割と早く起きていたし、気合を入れれば、乃木坂の美術館にモディリアーニを見に行けたが、昼ごろまでうだうだしてしまったので、世田谷美術館横尾忠則を見に行くショートコースに変更した。
小田急成城学園前駅からバスで砧町までいく。みちみち思い出した。いつだったか、アンリ・ルソーを観にいった美術館だ。あのときは、出かける前に地図を見ていて、祖師ヶ谷大蔵から歩いたほうが近いんじゃないかと、うかつにも考えてしまい、エライ目にあった。遠来のものには、必ずしも分かりやすくない道なのだった。
今回の展覧会は、兵庫県立美術館世田谷美術館の共同企画のようで、いずれあちらにも巡回するのだろう。以前にも経験したことだけれど、横尾忠則の絵を大量に見ていると、最後には必ず笑ってしまう。
次から次にめまぐるしく展開する奇想の数々に圧倒されてしまうのだと思う。
ミュージアムショップにY字路シリーズの絵葉書があったのでまた買って来た。
Y字路もどんどん変化してきて、もう原形をとどめていない。怪人二十面相なんかが登場してきている。
ミュージアムショップには、著書も並んでいた。それで気がついたのだけれど、私は横尾忠則の本を三冊持っているが、一冊も最後まで読み終えていない。めぐり合わせみたいなものだろう。今回は、対談集を買った。解説は、昨年か一昨年物故した河合隼雄である。
この春のあいだに、前述したモディリアーニと、新宿で開かれているヴラマンクはぜひとも見なくてはならないと思っている。
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