「大前研一」

大前研一のメルマガをサブスクライブしている。
このブログに、ほぼ全文をコピペしたこともあった。
実は、今日配信されたコピーも全文無断掲載したい衝動に襲われているのだけれど、そういうことはちょっとよろしくないのではないかと、このブログもけっこう長く続けているので、そういう抑制が効いてきているわけである。
それで「大前研一」で検索して、彼のブログを見つけたので、リンクさせていただくことにする。ぜひ飛んでいって全文を読んでもらいたいものである。

こうして改めて整理してみると、一体、歴代の3大内閣で決定した政策とは何の意味があったのかと問いたくなります。小泉内閣安倍内閣福田内閣で決定した目玉政策が、ことごとく麻生内閣になってから実質的に否定されています。

まさに世界に類を見ない事態であり、同じ日本人としても呆れてしまいます。

「歴代内閣の重要政策の主な要点と現状」をまとめたチャートが実に分かりやすい。
郵政民営化、骨太方針、道路税の一般財源化、消費者庁内閣人事局の設立。これら国民から支持され、評価されてきた政策が、漢字の読めないバカ首相のおかげで根こそぎにされようとしている。
役人の言いなり首相のこの動静は、逆に言えば、小泉改革が官僚と族議員にとって如何に脅威であったかということの証明だともいえる。
小泉政権は、最後まで圧倒的に国民に支持されていた。それがどういうわけで、その同じ与党の政権が、その政策を根こそぎにするような行動に出るのか?
今朝の新聞では、タバコ増税も見送りだそうである。そして、消費税の税率アップをする時期についても、明記しないことにしたらしい。
選挙も景気対策も先送りにして、批判のほとぼりを冷ますつもりだろう。そしてその間、官僚はマスコミを通じて巧妙かつ奇妙な情報操作をするはずである。
例えば「格差社会」という言葉がまかり通っているみたいだが、この国のどこが格差社会なの?笑ってしまう。
問題は格差ではなく、貧困なのである。そして、本来貧困の救済に充てるべき財源を、私服を肥やすことに費やしてきたのが官僚と族議員なのだ。
敵の嘘に惑わされて、味方の背中を刺すなと言いたい。