GWの美術展

三日月の夜の猫は月光浴でもしているのだろうか。
買い物帰りに二匹も猫に出くわしたが、二匹とも端然と座っているだけで、逃げ出すそぶりもない。
「にゃんこ、月見か」
と声をかけてみたが、
「ふん」
という感じで毛づくろいをはじめた。
新緑の色も深み始めるこのころになると、猫たちもなんとなく落ち着いた気分なのかしれない。夜の片隅に自分の居場所を見つけるのだろう。
未曾有の大不況のおかげで明日から怒涛の10連休。でも、これといった計画はない。未曾有の大不況のおかげで。
この連休のあいだに行ってみたい美術展をメモ。
まず、東京丸の内出光美術館
「日本の美・発見 水墨画の輝き ―雪舟等伯から鉄斎まで―」
これは、菅直人のお膝元、府中市立美術館の山水展のいい感じがまだ頭に残っていることもあるし、それに、なにより長谷川等伯
「竹虎図屏風」は見てみたいですよね。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html
それのつながりで、
練馬美術館で開かれている
「現代の水墨画2009 水墨表現の現在地点」
にも興味があります。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/tenji/2009suiboku.html

さらにそのつながりで、五島美術館
「春の優品展 水墨画の古筆と陶芸」
http://www.gotoh-museum.or.jp/tenrankai/index.html

日本画では、原宿の浮世絵太田記念美術館
 『 芳年 -「風俗三十二相」と「月百姿」-』
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H210506%20yoshitoshi.html

近場で選べば
鎌倉大谷記念美術館
「『花とエコール・ド・パリの美女達』―ローランサンを中心に―」
http://www.komam.co.jp/

八王子市夢美術館
「氾濫するイメージ
反芸術以後の印刷メディアと美術 1960's−70's」
http://www.yumebi.com/exb.html
こちらでは五月末から「ムットーニ」の展示も始まります。

変わったところでは、
汐留ミュージアムの
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 恵みの居場所をつくる」
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/09/090404/index.html

森美術館
「万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより」
http://www.mori.art.museum/contents/kaleidoscopic/index.html

最後にごく私的な趣味
大丸ミュージアム・東京の
「〜日本・フィンランド修交90周年〜
タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館
ムーミン展」
私はムーミンが好き。テレビアニメの方もいいですけど、トーベ・ヤンソンの原作も何作か読んでいます。
http://www.daimaru.co.jp/museum/tokyo/moomin.html

そのついでに
ブリジストン美術館
マティスの時代 フランスの野生と洗練」
まで脚を延ばすのもいいですね。
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=75