レッツ・ゲット・アウェイ・フロム・イット・オール

ドひまになってからしばらく続いていた毎日更新がこのところとどこおりがち。
というのも、今まで4人でやっていた仕事を私ひとりでやっているからで、それはそれでもちろん忙しいのだけれど、残念なことには、それが全然収入アップにつながっていない。
そりゃまぁ、逆に言えば、ひとりでやれる仕事に4人でかかっていたともいえるわけではある。
とかなんとか愚痴を言いながらも、三度のめしよりひとりが好きな私のこと、ひとり仕事はストレスが少ない。
ま、収入の面は今年いっぱいは何をどうあがいても、どうなるものでもないだろう。来年の春くらいになってまだこのままだったらちょっと焦ろうかな。
しかし、私の目下の問題はバイクに乗らなくなってしまったことである。
バイクに乗る人生と乗らない人生はまるで違う。
もうこれで乗るのやめようっていって辞めたんならそれはそれだけれど、わたしの場合、井伏鱒二山椒魚みたいな気分である。
いつのまにか、任意保険も自賠責も切れてしまい、任意保険を頼んでいた保険屋さんはこの不況で廃業してしまった。
バイク乗りに復活したら、アオバトを観にいきたいなと思っている。アオバトといって、大磯の照ヶ崎という海岸に、この季節にだけ海水を飲みに飛来する緑色の鳩がいるそうなのだ。
しかしながら、私の住んでいるこのあたりは、あまりバイク心を誘わない土地だな。
バイクに乗っていて一番楽しかったのはやはり信州だった。毎週末にツーリングに出かけていた。
関西も、都会とはいいながらここほど渋滞がひどくないし、兵庫の山のほうとか、四国とか、南紀とか、日本海側とかいろいろ楽しめたのである。
ここに来るまで住んでいた富山は、一年の三ヶ月は雪でバイクに乗れなかったが、それ以外は、信濃能登、飛騨と三方向に魅力的な土地があった。住んでいるときはぶーたれていたけど、ツーリングにはいい土地だったかもしれない。
それに、富山に住んでいなければ、ロシアにバイクで出かけようなんて思いもしなかったことだろう。
でも、若かったということもあるんだな、きっと。今よりは若かった。当たり前だけど。
パティ・ペイジの「レッツ・ゲット・アウェイ・フロム・イット・オール」というアルバムを買った。
昔のを引っ張り出して聞いていたら、何か他のも聞きたくなってしまって。