ビル・エモット特別インタビュー

ビル・エモット特別インタビュー

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 麻生首相マニフェスト発表時に「他党との違いは責任力だ」と述べたことは海外でも報じられたが、その“責任力”という言葉は、これまで約束を果たしてこなかった党の党首の口から出る言葉としてはいくらなんでも不適切だろう。


すでに政権担当時に実現できなかったことを改めて強調しても難しい。

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 いずれによせ、内外を問わず、後世の歴史家が、小泉(純一郎)氏以降の3人の首相の“功績”について、個別に振り返ることはほとんどないだろう。敢えて無理をして言えば、小泉政権下に著しく悪化した中国との関係を改善させた安倍元首相はその点においてのみ前向きに評価されるかもしれないが、麻生首相については、このまま去ることになれば、政治的変化を拒んだ人物として以外思い起こされることはないのではないか。

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 麻生首相は、海外においても、どうしても総理になりたかった人物として紹介されている。昨年の福田辞任後は、首相になる人生において最後のチャンスだったのだろう。麻生氏は首相という立場を果たして楽しめたのか、是非聞いてみたいものだ。

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