2009-10-10 速水御舟 Share on Tumblr 広尾に新装オープンした山種美術館に、速水御舟のコレクションを見に出かけた。 交差点としては「広尾高校裏」というところ。恵比寿の駅からプライムスクエアの方へ歩いてちょっと。 「炎舞」と「名樹散椿」はやはり素晴らしいと思う。明治以降の画家の中ではずば抜けている。 静物の「柿」は質感を表現しようとする意志で、北斎の「西瓜図」と通じている。 見たまま以上であろうとするあからさまな意志が見て取れる。セザンヌ以降のそういう危機意識をもっていた日本の画家は岸田劉生と速水御舟だけではないかと思う。