小沢昭一的こころ

knockeye2012-09-24

 小沢昭一が入院して「小沢昭一的こころ」の収録を休む。83歳だそうだ。
 おんなじ感想を持つ人がいるかどうかわからないけれど、もう‘休む’んじゃなくて辞めたら?と思うんだけど、どんなもんだろう。
 たぶん、森光子の「放浪記」あたりから、芸能界に押し寄せる高齢化の問題は、一般人の目にも深刻に映り始めている。
 関西では、これを‘浜村淳問題’と呼ぶとか、呼ばないとか。
 他にもたとえば、黒柳徹子とか、上沼恵美子とか、小堺一機とか、一概に高齢化といわずとも、タレントとして、あるいは、番組としての賞味期限という意味で、さすがに首をかしげたくなる。
 まあ、タレント個人が辞めたいと思っても、その周辺でおこぼれにあずかっている人たちが辞めさせまいとするだろうし、本人はそれを辞めない口実にできる。それを考えると、上岡竜太郎の引き際は敬服に値したんだろう。
 テレビマンはテレビマンで、新しいことにチャレンジしてこけたくない保守的なサラリーマンだったとしても、別に非難できないだろう。
 ただ、こういうことを見るにつけても、テレビが時代のカッティングエッジにいた時代は過去のものになったなという印象を確かにする。
 島田紳助はいい時に辞めたと思う。結局、得したと思う。小沢昭一島田紳助とどっちがしあわせ?