PPM

knockeye2013-02-23

 2週続けて土曜出勤。は、いいとして、帰りにちょっとした買い物に最寄りのホームセンターまで歩いたら、ひどく乾燥しているせいか、目や鼻に春の兆しか、なにかくしゅくしゅ来るものがあった。ここ2年くらい、卵だちの功徳で、花粉症はおさまっていたのに、今年は来るのかな、それにしてもちょっと早すぎるな、などと首をかしげていたら、これはどうやら中国の秘密兵器PM2.5らしく思えた。冬なのに月が霞んでいる。最初は眼鏡が汚れているのかと思った。
 '60年代PPMといえばピーター・ポール&マリーだったが、2013年ともなると、‘風に吹かれて’るPPMはパーツ・パー・ミリオンの略らしい。‘the answer is blowing in the wind’と、彼らが歌っていたのはこれだった。花粉はどこにいった?。もちろん、答えは今も風の中に。



 ああ、それから、鋤田正義が忌野清志郎の旅を撮った『SOUL忌野清志郎』という写真集を買った。
 刊行されたのは去年だけれど、旅は1991年。メンフィスで、ブッカーT&MGズとかいう人たちをバックにソロアルバムを作ったあと、メンフィス〜ニューオーリンズ〜シカゴ〜ニューヨークと白いクライスラーに乗って。1992年にPLAYBOY誌に連載された、忌野清志郎本人の文章も読める。
 この人の文体は、すごく独特の言文一致スタイル。『忌野旅日記』を読んでもらえればわかるのだけれど、もう絶版なんですね。あれは昔、週刊FMだったかに連載されていたもので、連載時はイラストも本人自筆だった。最初は、コンビューターグラフィックで描いていたけど、モノクロでしか掲載されないので、後にはファンにもらった携帯用習字セットで描いていた。

SOUL 忌野清志郎

SOUL 忌野清志郎

忌野旅日記 (新潮文庫)

忌野旅日記 (新潮文庫)