パフォーマンス?

knockeye2013-05-24

 今週の週刊文春はほとんど‘橋下徹バッシング号’というべき編集になっている。
 なかで‘おや?’と思ったのが、「沖縄はゆすりの名人」という発言で辞任したケビン・メアという人が今回の橋下発言に対して「米軍人はみんな怒っている」と書いているのだが、その文章につづいて、‘外務省関係者’の補足というのがあり、橋下徹と面会したジェームス・フリン大佐が

その直後、「彼とは二度と会いたくない」と激怒していたという。

と書いてある。
 橋下徹と会談した‘直後’に、その大佐のつぶやきを聞いた‘外務省関係者’って、誰?。
 また、今日の報道によると、橋下徹と元従軍慰安婦の面会が中止になった。
 日経WEBによると

支援団体「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」によると、2人が「発言を撤回しない橋下氏に会ってどうなるのか」と抵抗感を示した。

そうだが、そもそもこの面会は、支援団体が、去年の9月、橋下氏の「強制連行の確たる証拠はない」との発言を受けて要請していたものだったそうだ。
 それはつまり、‘発言を撤回しない’からこそ、面会を要請したはずだと聞こえるのだけれど、大阪市の担当者によると「前日の夕方まで面会に向けた連絡を取り合っていたが、中止の話は一切なかった」そうで、困惑しているらしい。

 支援団体が24日に公表した元慰安婦の声明では、橋下氏の謝罪方針を「謝罪パフォーマンスだ。2度も踏みにじられる必要はない」と批判し、「市長に会う価値も理由もない。面談を拒否する」と強調した。

とあるが、わたしの感覚では、こういう声明こそ‘パフォーマンス’に見えるのだけれど、どうでしょうね。
 ちなみに、先のケビン・メアという人は今年の2月に関西のテレビに出演して、慰安婦について池田信夫と議論したそう。

 その番組を見ていた人の感想があった。

 わたしは、今回の一連の報道の主要なプレーヤーの顔ぶれ、米軍、橋下徹朝日新聞、‘日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク’を眺めていて、だんだんこのゲームの性質が理解できてきた気がする。
 朝日新聞とか、週刊文春とか、読者を思い通りにあやつれると過信しすぎていると思う。