みのもんたと『渡辺崋山』についてちょっと

knockeye2013-09-15

渡辺崋山

渡辺崋山

 一週間があっという間に過ぎてしまって、いまほんとは19日、日付変わって20日。後から忘れないように書いておくけど、この15日は台風の日で、朝のものすごい雨風にとまどいながらも、こういうときのための職住接近なんだしと、ぐしょ濡れになりながら出勤した。休日出勤。
 台風がいった後はすごい綺麗な夕日だったそうだけど、それには間に合わなかった。
 それからあっという間に金曜日になってしまうのだけれど、この間、ドナルド・キーンの『渡辺崋山』と、黒川創の『暗殺者たち』を読んだ。これについては、また,後で書いておきたいけれど、それよりも、2020年のオリンピックが東京に決まってからというもの、世の中はいよいよ殺伐としてきて、消費税はあがるわ、みのもんたは謹慎するわ、という騒ぎ。
 何度も言うように、地デジ化して以来、テレビとは縁を切ったわたくしなので、みのもんたがどうしようがピンとこないのだけれど、‘NAVERまとめ’で、謹慎直前にみのもんた東京電力の汚染水について
「安倍さんは汚染水対策に470億出す。東京オリンピックに用意した金が6000億。どう感じますか、世界中のみなさん? おかしくない?」
と発言していたのを知って驚いている。
記事は
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 みのさんのご子息の逮捕そのものにも、そうとうに疑問があるらしく、酔っ払いのキャッシュカードを盗んで金を引き出そうとしてたことになっているのだけれど、こわいのは、ゲンダイネットにあるご自身の供述だと、ATMでお金を下ろした後、カードがなくなっているのに気づいて、あれっていう感じで、慌てて戻ったら、そこにカードがあって、自分のだと思って使ってたら、それが他人のだったそうなのだ。
 他人を冤罪にはめる手口として巧妙だし、スリの手口としては、難易度そんなに高くなさそうじゃないすか?。スリに訊かないと分からないけどね。米朝師匠の「一文笛」の世界。
 既得権益者に都合の悪い者がはめられる。何度も見てきた光景。それでも、マスコミではバッシングだし、それに乗っかる人もまた多数派らしい。なにしろ、「東京五輪に反対の人は,日本人じゃない」と本気で言う人がいる世の中。

 オリンピックなんか開催してなにがうれしいの?。発展途上国じゃないんだし。
 その一方で、フランスの漫画なんかを批判して,物笑いにされている。

 マンガだろ?。つくづく、島国根性ってこうかなと。
 こうやって書いてくると、渡辺崋山についてひとこと言いたくなる。wikiに要領よくまとめがあるので、それを読んでもらえればあらましは分かると思うけれど、田沼意次失脚以後の、寛政の改革天保の改革というこのあたりのみみっちさが、私には今の時代の重なって見えるのですけど。