- 作者: ドナルドキーン,Donald Keene,角地幸男
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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台風がいった後はすごい綺麗な夕日だったそうだけど、それには間に合わなかった。
それからあっという間に金曜日になってしまうのだけれど、この間、ドナルド・キーンの『渡辺崋山』と、黒川創の『暗殺者たち』を読んだ。これについては、また,後で書いておきたいけれど、それよりも、2020年のオリンピックが東京に決まってからというもの、世の中はいよいよ殺伐としてきて、消費税はあがるわ、みのもんたは謹慎するわ、という騒ぎ。
何度も言うように、地デジ化して以来、テレビとは縁を切ったわたくしなので、みのもんたがどうしようがピンとこないのだけれど、‘NAVERまとめ’で、謹慎直前にみのもんたが東京電力の汚染水について
「安倍さんは汚染水対策に470億出す。東京オリンピックに用意した金が6000億。どう感じますか、世界中のみなさん? おかしくない?」
と発言していたのを知って驚いている。
記事は
こちら。
みのさんのご子息の逮捕そのものにも、そうとうに疑問があるらしく、酔っ払いのキャッシュカードを盗んで金を引き出そうとしてたことになっているのだけれど、こわいのは、ゲンダイネットにあるご自身の供述だと、ATMでお金を下ろした後、カードがなくなっているのに気づいて、あれっていう感じで、慌てて戻ったら、そこにカードがあって、自分のだと思って使ってたら、それが他人のだったそうなのだ。
他人を冤罪にはめる手口として巧妙だし、スリの手口としては、難易度そんなに高くなさそうじゃないすか?。スリに訊かないと分からないけどね。米朝師匠の「一文笛」の世界。
既得権益者に都合の悪い者がはめられる。何度も見てきた光景。それでも、マスコミではバッシングだし、それに乗っかる人もまた多数派らしい。なにしろ、「東京五輪に反対の人は,日本人じゃない」と本気で言う人がいる世の中。
オリンピックなんか開催してなにがうれしいの?。発展途上国じゃないんだし。
その一方で、フランスの漫画なんかを批判して,物笑いにされている。
マンガだろ?。つくづく、島国根性ってこうかなと。
こうやって書いてくると、渡辺崋山についてひとこと言いたくなる。wikiに要領よくまとめがあるので、それを読んでもらえればあらましは分かると思うけれど、田沼意次失脚以後の、寛政の改革、天保の改革というこのあたりのみみっちさが、私には今の時代の重なって見えるのですけど。