以前、日本のリベラルはただのおためごかしだと書いたけれど、もっと正確な定義を思いついた。
日本の左翼=いい子ぶってる、日本の右翼=ワルぶってる。日本の右翼、左翼はそれだけのことだと思う。この人たち、思想的に対立しているようで、人間としては承認欲求のとびぬけた強さという点で共通してるんだと思う。たぶん、ふつうの人は、ここまでいい子ぶりも、ワルぶりもしない。
超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」というのが、140人連れだって、靖国神社を参拝したそうなのだが、相前後して、ジャスティン・ビーバーも靖国に参拝したそうで、靖国神社の写真がジャスティン・ビーバーのInstagramに「神様、ありがとう」というコメントとともにアップされていたんだとか。
ジャスティン・ビーバーが、最近、荒みきっているのは周知の事実。
こんな調子。
で、靖国神社参拝。
つまり、靖国参拝というのが、海外の人たちにどんなものだととらえられているかよくわかる。良識的な人なら眉をひそめるだろう‘サイテー’な行為なのである。それがわかってるから、ジャスティン・ビーバー氏がわざわざInstagramに写真を投稿するわけよ。
そういうことわかってるかね、その140人の先生方は。
昭和天皇は、靖国にA級戦犯が合祀されるや、すっぱりと参拝をやめた。今上天皇も一度も参拝していない。
こう考えてみると、昭和の政治家で、いちばん国際感覚があったのは、昭和天皇なのかもしれないなと本気で思う。
それから、先日書いた元牧師さん、松本栄好氏のインタビュー記事だけれど、神奈川新聞のサイトにあるかと思ったけど、ないみたいなので、スクラップして保存しておいた。
自分としては、信頼できる証言だと考えている。もちろん、私自身は、それをジャッジできるどんな根拠ももちあわせていないわけだけれど、松本氏の証言で重要なことは、慰安所ではないところでも、軍の権力をかさにきた監禁レイプが行われていたということ。
この慰安婦問題については、国家の責任があった、なかったの諍いがいつ果てるともなく続くだろうけれど、日本人がそういう非人道的な行いをした、ということを、記憶しておけばいいだろうと思う。