「スター・ウォーズ」

knockeye2015-12-20

 なんだかんだ言いつつ、結局、「スター・ウォーズ」観に行きました。
 TOHOシネマズはほぼ満席だったんだけど、イオンシネマに少し空きがあったので、すべりこみました。イオンシネマは、すこし前まで、ネット予約すると100円取られてたのが、今はタダになったみたい。100円だけど、なんか気持ちがイヤじゃん。娯楽を提供しているんだから、気分って大事だと思うんです。
 レビュー?。レビューなんて、書こうが書くまいが、どうせ観に行くでしょ?それとももう観たのか?。
 今年はこの後、23日から、「クリード」っていう、「ロッキー」の続編も公開されるは、「マッドマックス」もそうだったけど、80年代の同窓会みたいなノリになってる。
 「コードネームU.N.C.L.E.」も、懐古と現実逃避の王国だし。まあ、それを言うと、「インヒアレント・ヴァイス」だって、そうなのかも。坂本九の「上を向いて歩こう」が流れてるんだから。たぶん、日本人より、欧米の人たちの方が、今の時代に対する絶望感が深いのかもしれない。
 今日もアメリカでは、どこかのバカが学校で銃を乱射した。とっさに3人の少女をかばった15歳の少年が、頭を吹き飛ばされたって。どっちが映画か分かりゃしないわ。
 話は変わるが、週刊現代井筒和幸の映画評が「コードネームU.N.C.L.E.」を取り上げてたのを読んだら、井筒和幸も、イリヤ・クリヤキンが、KGBのスパイだとは知らなかったと書いていた。あの人はもう物心ついてたはずだから、やっぱり、当時はその辺、ぼやかされてたのかも。
 しかし、東西冷戦と核の恐怖の時代が懐かしいと思えるとは。冷戦の間は、NATOの軍機がソ連の軍機を撃墜するなんてことは一度もなかったっていうのに、いまは、NATOの一員であるトルコが、ロシアの軍機を撃墜するんだからさ。そんなことしたら、第三次世界大戦になりかねないっていう危機感はなかったんだろうか。
 核の恐怖より、平和ボケの恐怖の方が、もっと恐ろしいとは、冷戦時代には思いもよらなかった。
CNN.co.jp : 15歳少年、少女3人を銃弾から守って死亡 米テネシー州 - (1/2) CNN.co.jp : 15歳少年、少女3人を銃弾から守って死亡 米テネシー州 - (1/2)