清原 vs.おぎやはぎ

knockeye2016-02-09

 おぎやはぎのメガネびいきポッドキャストで聞いてたら、「人生を通じてモテなかった時期がないもんなぁ、モテないキャラにリアリティないもん。いいよなぁ、モテなかったやつって」と、いつもの鉄板トークを繰り広げていた。
 それで思ったけど、おぎやはぎって、清原の対極にいるな。仮に、「おぎvs.清原」っていう決戦を考えてみ?。おぎの圧勝だから。
 わたくし、清原がまだ巨人にいて人気絶頂のときに「ぜったい筋肉増強剤やってますよね(笑)」と、うっかり口をすべらせて、空気がひやーっとなったことがある。マジで清原が好きって人いたみたいですね。清原が好きで、長渕剛なんかに感動する人を思い浮かべると、いかにもウザい感じがするんですけど。
 なんか、たむけんがファンだったそうで、今回のことで「絶縁」を宣言したそうなんだが、その文章に「思っていたような“漢”じゃなかった」ってくだりがあって、「漢」って書いて「おとこ」って訓ませる時点でなんかひいちゃうんだけど、なんか、そういう集まりでしょう、清原ファンの集いって。
 プロ野球選手としてのプレーより、そういうサイドストーリーに酔っちゃう。だから、引退後、シャブなんかに現実逃避しちゃう。
 清原の後ろにはナベツネがいたわけだし、キムタクの後ろにはメリーなんとかがいるわけじゃないですか。それをなかったことにして、感動できる人たちは、わたしはむしろ怖い気がする。都合よく感動するためには、あからさまな事実さえ無視できるとしたら、その人たちの心の中では、安直な自己肯定が肥大していくだけじゃないですか。
 で、なんで、その対極がおぎやはぎなのかというと、特に、おぎさんなんかのモテのすごいのは、モテに、まったくストーリー性がないのよ。あるのはテクだけ。いわゆる「おぎテク」。恋愛にストーリー性求める人は、まずモテませんわ。恋愛に幻想を求めないことが、モテの鉄則だから。