抜け駆けのススメ

knockeye2017-06-06

 中国、ロシア、韓国で、北朝鮮に対する懐柔策が動き出しているようだ。
中ロ、北朝鮮支援を継続 制裁の実効性薄まる懸念 (写真=AP) :日本経済新聞 中ロ、北朝鮮支援を継続 制裁の実効性薄まる懸念 (写真=AP) :日本経済新聞
北朝鮮との民間接触を許可 韓国・文政権、人道支援団体に  :日本経済新聞 北朝鮮との民間接触を許可 韓国・文政権、人道支援団体に  :日本経済新聞
 以下、「それ見たことか」的な文章が続くことになるが、このブログでは、かなり前から、かなりかなり前から、6カ国協議を抜け駆けしろって提案してきた。
 アメリカ、中国、ロシア、韓国、こんなわがまま連中の利害が一致する日なんて、未来永劫来やしないわ。だから、とっとと和解したもん勝ちだし、どう転んでも和解するしかない。それとも戦争でもするつもりか。いつも、平和憲法平和憲法って、連呼してるくせに、北朝鮮っていう具体的な敵国を目の当たりにすると、途端に好戦的になるのもいかがなものか。
 それに、日本にアドバンテージがあるのは、韓国に植民地支配のお詫びをした実績があるし、核問題とは別に、拉致問題の交渉チャンネルがある。
 だから、見た目には、6カ国協議を一抜けしたと見えない形で、脱けだすチャンスはいくらでもあった。いちばんのチャンスは、金正日が、拉致問題を認めた時だった。あのとき、北朝鮮と何らかの関係を築いておけば、韓国も慰安婦問題でごねられなかったはずなのだ。
 小泉純一郎ってひとは、郵政民営化にしても、規制改革にしても、財政健全化にしても、いまひとつ詰めが甘かった。あそこまで追い詰めたのに何故って思いは強い。
 過去に書いたことの繰り返しになるけれど、北朝鮮は近隣諸国に比して、いちじるしく経済状態が悪い。この格差は早晩埋められるに決まってる。言い換えれば、どっちみち発展する。だったら、その、うわまえ、おこぼれ、ピンハネなど、頂けるものはたんまり頂きましょうよって話。
 小泉政権時代、日本はその列の先頭に立っていたのに、いつのまにか、いちばん後ろに回されてる。遅れて来たハゲタカに肉が残ってる可能性はまずないし、ヘタすりゃ原爆がとんでくる。
 終電にはまだ間に合うと思いますよ。でなきゃ、始発で人身事故だな。