蚊帳の外と言うけれど

 あの、何か報道では「日本外交は蚊帳の外」ってことになってるけど、南北朝鮮が和解したについて、何も悪いことはないので、素直にお祝いすれば良いだけのことです。蚊帳の外でなんにも問題ないです。
 そりゃ、まあ、個人的にはずっと、六ヶ国協議を抜け駆けして和解しろって、このブログで書いてきたので、そら見たことかってことですけど、しかし、南北朝鮮が融和路線に向けて歩みだしたことは、良いことで、それで悪いことは何もないです。非核化についても、南北朝鮮が共同で、日本に向けて核攻撃するわけないですから、よかったよかった、めでたしめでたしってだけのことです。
 それよりも、今度のことで参考になったのは、トランプ大統領の柔軟さです。対ロシアに意固地だったオバマとは違うということですから、トランプが大統領でいる間に、北方領土問題を解決できる糸口が見えるってことです。
 なんか外務省は「日本は蚊帳の外じゃない」みたいな体面を繕うのに躍起になってますが、朝鮮半島の問題は、南北朝鮮にお任せして、日本はすぐにロシアと北方領土問題の解決に向けて、具体的な取り組みを始めるべきです。水面下でそういう交渉をすでに始めていたとしたら、日本の外交も大したもんです。
 しかし、まあ、文章の書き方として、こうも書けるでしょう。
 今回の南北朝鮮の和解を見れば、トランプ大統領の無節操なほどの柔軟さは、北方領土問題の解決にも転用可能だとすぐにわかるはずなのに、「蚊帳の外」だどうだといった、どうでもいいことにこだわってることが、日本の外交力のなさを示してると言えるでしょう。
 北方領土問題でも、「北方四島は日本固有の領土です」みたいな硬直した態度をとり続けていたら、北朝鮮問題と同じ結果にしかならないでしょう。現実的になることをお勧めするし、今回のことで、国民全体にも、現実的である重要さについて、理解が得やすくなったと思います。