非伝統的電源政策

 Twitterで、反原発派と原発再稼働派が罵り合ってる。

 そうこうするうちに99%の停電が解消したそうだ。

 原発再稼働をいう堀江貴文さんは、福島第二原発の事故の時、まだ長野の刑務所にいたので、あの時の切迫した感じを理解していないんだと思う。

 原発について個人的におもうことは、「現に」事故が起きた。のだから、原発を再稼働すべきではない。

 一行の文章で片付けてしまって恐縮だが、これだけのことだと思う。福島第二原発の事故の責任を誰かが取ったか?。「想定外」で責任が取れないなら原発を動かすなどとは言えないはず。違います?。

 あの時、菅直人が提案していたように、何百万戸の単位で、ソーラーパネルを無料配布し、電源のインターネット化を図るのは、よいアイデアだったと思う、小沢一郎に潰されてしまったが。

 電気というインフラは、道路以上にベーシックなインフラになっている。全く外に出ない日はあるけど、電気を使わない日はない。だとしたら、これはもう公的機関で、利潤追求を離れた形で提供すべく、制度を変更していくべき時期なのかもしれない。東京電力は、事実上、政府の管轄に置かれているのだし。電気が民間会社で運営されていたのは、電気の使用が特権的だった時代の残滓にすぎないと思う。

 そして、不慮の事故に対処するためには、電気のインターネット化、言い換えれば、管理に人手がかかる大規模な発電所を数カ所もうけるのではなく、管理の簡単な小規模発電を無数につなぐことで、致命的な被害は常に回避できるはず。

 1995年の阪神淡路大震災以来、自然災害が連続しているのだから、そうした「非伝統的電源政策」が検討されるべきだろう。

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