中国の側にいるとヤバイって話

 アメリカでは、ニューヨークでようやく落ち着いたコロナ禍が、こんどはマイアミとかフロリダに広がって新たな感染の震源地となり、ほとんどの病院でこれ以上の入院患者が受け入れられない、医療崩壊寸前の状態になっているようだ。
 一時期、この新コロナウィルスは、中国の細菌兵器ではないかと噂があった。感染の発生源であった武漢に、国立の細菌研究所があったので、まったくのデマというには、ちょっと不気味な符合はあった。
 現時点では否定されているものの、この新型コロナウィルスの世界的な感染拡大に乗じて、中国がいま現にやっていることをみると、新コロナウイルスは、中国にとって事実上、細菌兵器として機能していると言いたくなる。

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 すべてこの3ヶ月ほどの間の報道だ。
 コロナのパンデミックの間に、中国は、台湾をWHOから排除、インドと軍事衝突、香港から自治を奪い、ウイグル人を強制収容し、日本の領海で挑発行為を繰り返している。
 世界中がコロナで苦しんでいるときには控えるべきだと思える行動ばかりだが、中国の思考法では、世界中がコロナで苦しんでいる今だからこそ「いてもたれ!」というわけだろう。

 国連人権高等弁務官事務所の懸念にもかかわらず、香港国家安全維持法が施行されてからは、米英では強い非難が起きている。
 上の報道のウイグル人の強制収容についてはコロナ禍の今に始まったことではない。チベットの問題はもっと早くから知られている中国の侵略行為である。
 中国のこうした非人道的な傾向について、世界の国々はなんとなくあいまいな態度をとって来た。それは天安門事件のころからそうだった。
 中国は第二次大戦の戦勝国であり、国連安全保障理事会常任理事国である。第二次大戦以降維持されてきた、国連による世界秩序を今後、100年、1000年と維持していくつもりがあるなら今の中国の非人道的行為は問題だ。
 そう考えるのが当然で、特に、第二次大戦の戦勝国である米英にとっては、これは世界秩序に対する挑戦以外の何物でもない。トランプの選挙対策とか、コロナ禍の不満を外交に向けるためとかいう意見もあるだろうが、問題のレベルが違う。
 上の報道の他にも、
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と、急速に事態が展開している。中国が態度を改めるはずもないので、米英と中国の間で冷戦が始まる。中国はこれから日本以上のペースで急速に少子高齢化が進む。国民の不満を外交に振り向けたいのはむしろ中国の方だろう。
 日本は煮えきらない態度をとるのではなく、はっきりと正義と民主主義の側に立つことを表明すべきだと思う。他の問題とはレベルが違う。まともな文明国の一員かどうかが問われている。中国と一緒に破滅に向かうわけにはいかない。