月下白梅図

昨日はちょっと書きすぎたかもしれない。ぜひ見てもらいたいと思うので、つい言葉が過ぎてしまう。印刷でも再現できないものが、言葉で再現できないのはむしろ当然で、実物を観るときは予断なく見てもらいたい。
はてなダイアリーおとなり日記という機能でリンクをたどると、伊藤若冲の月下白梅図の方が人気みたい。そういえば、展覧会でも女の子が若冲の絵の前に張り付いていたなぁ。
自分の日記で若冲を検索してみた。2004年の11月に京都で若冲を見ている。多分そのときあの白梅図を見ている。しかしながら、わたくし思うに若冲には他にももっといい絵がある。抱一は、あの抱一が桜を描いてるのよ。レアじゃない?
しかしながらこれは私が抱一をまとめて見た事がないせいかしれない。若沖、応挙、芦雪、蕭白というあたりは、学生時代から目になじんでいる。そのてん、抱一は江戸の画家だし。
月下の梅の絵で記憶に残っているのは、狩野芳崖水墨画。芳崖の評価はどうなっているのか知らないが、私はすごいと思う。幕末から明治にかけての人だが、長州出身ながら狩野派(つまり幕府のお抱え絵師)の若き俊才という微妙な立場がドラマチックだ。後に、岡倉天心、橋本雅邦らと後進の育成に当たるが、けっこう早く亡くなったようだ。
ところで、若冲なのか?若沖と思っていたが。なんか1個点がないと気持ち悪い。パソコンを変えてから、まだATOKを入れていない。案外、MS−IMEでも大丈夫だと気がついた。顔文字が使いにくいくらいか?それで、なぜか、伊藤若沖長澤芦雪狩野芳崖、曽我の蕭白が一発で変換される。JUSTシステムよりマイクロソフトのほうが日本画に詳しいのだろうか?